「Froschenteichの石楠花」

ようやく5月らしい陽気となり暖かくて爽やかな日々となりました。

久しぶりにデュッセルドルフの北15kmほどのところにあるFroschenteich (蛙池と名前が可愛い)を目指しました。
デュッセルドルフからは隣町のDuisburg行きの路面電車で行くのですが、
このFroschenteichは畑の中にポツンとある駅なので、
到着前にStopボタンを押しておかないと、ホームに人がいない場合は停まらずに通過してしまいます。

このFroschenteich を目指したのはHeltorfというお城があって、
お城自体はさほど大きくないのですが庭が広大で、ちょうどこのシーズンは“石楠花”が見ごろだったからです。
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それは私が知る限り、大きさと言い多さと言い、これ以上ないほどの見事なものです。
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庭はお城にありがちな、人工的な幾何模様のものではなく、
元々あったであろう森を上手く利用しながら整備されているのでネイチャーな感じで溶け合っています。
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それにこの広大さは見事なもので、鬱蒼とした大きな木々に包まれているので、
初めてだと迷子になってしまうかも知れません。
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ここを最初に見つけたのは十数年前でしょうか、
電車に揺られながら、「何かモチーフになりそうな景色はないかなぁ~」と
ボーと車窓を眺めていたら、遠くに小さな祠らしき建物を見つけました。

慌てて飛び降り、その祠を目指したのですが、これが小さいながら素敵なチャペルですっかり気に入りました。

それから何度となくスケッチに訪れたのですが、停留所近くから始まる森のような植え込みが気になっていました。
外はレンガ塀で囲まれているので
これはきっとお城かなんかに違いないと思って訪ねてみましたが、何度かは門が閉ざされていました。
門にあった看板をよく読んでみると、ここは5月からの夏季だけで、しかも週末と祭日のみ開くとのことでした。

処で、このFroschenteichの駅ですが、以前は何もない畑の中にポツンとあったのですが、
数年前に新しい高速道路が整備された折に、今のようなプラットホーム付きの立派な駅に改装されました。
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それは未だ良いのですが、あの祠や周りにあった趣のある農家などが立ち退きになってしまい、今はすっかりその姿がなくなってしまいました。

まぁ便利になるのも良いのですが、何度も描いたチャペルだったので、凄く寂しい思いをしています。
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この日も何km歩いたでしょうか、膝はガクガクしてくるし足の裏も痛くなってきました。

お城を出て、駅裏にあるギリシャ料理屋を目指しました。
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今日の目的はもう一つ、ここでビールを飲む事です。
それは普段飲んでいる”König pilsener“というごくごくポピュラーな銘柄なのですが、
ここは地元の醸造所に近いので、ことのほか新鮮で美味しいビールを味わう事ができます。

ここも以前スケッチに来た帰り道、余りに喉が渇いていたので、ブラッと立ち寄ったのですが、最初の一口ですっかりその美味しさに魅了させられていました。

ギリシャ料理屋なので私にはイワシかイカ料理くらいしか興味がないのですが、
この日もビールは美味しくて、よく冷えた一杯目は一気に飲み干してしまいました。
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最後にサーヴィスで出てきた“ウゾ”も珍しく美味しい一品で、昼間っからご機嫌のヨイヨイ気分で帰途につきました。






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# by Atelier-Onuki | 2017-05-26 23:48 | デュッセルドルフ | Trackback | Comments(0)

ルストでのサイクリング(ドイツ・ニュース・ダイジェスト 5月のコラムから)

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ウィーンには5月半ばから6月にかけて芸術週間が開催されているのでよく滞在するのですが、
演奏会やオペラの予定がない日はちょっと遠出をするのも楽しいものです。

その一つにウィーンから南東へ約40km、ハンガリーとの国境沿いにルスト(Rust)という小さな町があります。

ここはワイン造りが盛んなブルゲンラント州に属し、コウノトリが巣を作ることでも有名で、
このシーズンは建物の煙突の上に「これって飾り物?」と思うほどよく見かけます。
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町も小さいながら古風で趣のある佇まい、それに料理がまた美味しい……! 
種類は一般的なドイツ料理とほとんど変わらないのですが、格段に美味しく感じられます。
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また隣接するノイジードラー湖(Neusiedler See)は琵琶湖の半分ほどの大きさですが、
野鳥の楽園としても知られています。水深は浅く、深い所でも2mほどしかないそうで、
そのため岸辺近くから、まるで林のように葦が生い茂っています。
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ここは地形がフラットなのでサイクリングをするのも快適です。
市役所があるラートハウスプラッツに面した場所には、
とても親切なオジサンが経営するレンタル・サイクリング屋さんがあります。
レンタルした自転車にまたがり、まずは人けのないゼーシュトラーセをヨットハーバー目指して走ります。
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途中には葦の茂み越しに色とりどりの船小屋がひっそりと点在していて、
何だかノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
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しばらくすると、これまた葦林の向こうに、住居のような建物があちこちに見え隠れして
「これって水上集落?」と思い、よく見てみると、家々は桟橋で繋がっていますが、
まるで迷路のようになっていて、とても不思議な光景です。
ここはたぶん、住居ではなく舟遊びを楽しむ人達の家だと思われますが、
ちょっとした異空間を演出しています。
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さて、一度町へと引き返し、今度は国境に接した湖上劇場があるメルビッシュ(Mörbisch)を目指します。
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6・7kmほどの道はブドウ畑が点在するのどかな風景で、
初夏の風に吹かれながらのサイクリングはこの上ないほどの心地よさです。
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ルストへと戻り、勢いのまま飲み屋に飛び込み、ワイン酒場であるホイリゲにも関わらずビールを注文……。
それがワインへと移り、いつの間にか差し入れられたシュナップスに手が伸びる頃にはすっかり上機嫌です。
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気が付けばとっくに最終バスが出た後で、仕方なくこの二階にある宿屋で一泊することになりました。



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# by Atelier-Onuki | 2017-05-22 19:23 | コラム | Trackback | Comments(0)

「パッパーノとサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団」エッセンでの演奏会から

「パッパーノは面白いよ・・・」と誰かから聞いたことがあったので楽しみにしてでかけました。
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それとサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団も昔オペラのCDで親しんでいて、
その可愛らしい名前には好感を持っていました。

音楽の守護神でもある聖チェチーリアの名前を冠するこのオーケストラは、
イタリアでは数少ない純粋なシンフォニー・オーケストラですが、
150年以上の歴史がある由緒正しきオーケストラです。

同じ名前を持つ世界最古の音楽院サンタ・チェチーリア国立アカデミアの出身者を
中心に構成されています。

唯、紀元2.3世紀、この聖チェチーリアを巡っては悲しい奇跡の物語がありました。

音楽院の近く彼女の実家跡に建てられた教会には、
棺が祭られていてその上にはマデルノ制作による大理石の彫像が横たわっています。
遺体は千数百年後に棺が開けられたにも関わらず、
腐敗がなく生々しかったそうで、マデルノはそれを忠実に再現したそうです。

少女だったせいか若干小振りに感じますが、
手の表情など未だ血が通っているかのように、柔らかく温かみすら感じました。

さて、話しが横道に逸れすぎたので本題に戻します。

演目は
ロッシーニのオペラ「コリントの包囲」から序曲
チャイコフスキーのピアノ協奏曲 (ピアノ: ユジャ・ワン)
レスピーギ: 「ローマの泉」と「ローマの松」

この日は開演に先立って30分前からパッパーノのレクチャーがありました。

オーケストラ団員も7・8名入っています。
話しは主にレスピーギの「ローマの松」をメインに進みました。

先ず、彼が作曲した当時のイタリアはプッチーニを初めとするヴェリズモ・オペラの全盛期で、
イタリア人の心に流れるオペラへの熱い情熱に対抗して、オペラ以外の曲を発表するのは大変な戦いだったと。・・・
彼はザンクト・ペテルスベルクの歌劇場でヴィオラを弾いていた当時に、
リムスキー・コルサコフから作曲を習ったので、管弦楽法に長けた教えを受けました。

この「ローマの松」は光輝くローマの一日を表現していて最初の「ボルゲーゼの松」では,
朝この素敵な庭園でキラキラとした太陽のもと遊ぶ子供たちの情景が描かれていますと。・・

「これはイタリアの音楽ですか?」との司会者の問いに、「カタコンバの松」の一節を演奏し、
「ここなどちょっとドビュッシー風だし、ヨーロッパ音楽とも言えるでしょう。・・・
でもやっぱりイタリアの音楽だなぁ~」と笑いを誘っていました。

「ジャニコロの松」では「ここは私の一番好きな箇所なのですが・・・」と最後の静かに木管が奏でる部分を演奏しました。 
(私もここが好きです。)

さて、コンサートはロッシーニの序曲から軽快に始まりました。
このオペラは決して喜劇ではありませんが、軽妙で転がるようなリズムの乗りは
やはりイタリアのオーケストラならではの演奏です。

ウィーンを初めドイツの主要歌劇場のオーケストラはレヴェルが高く、素晴らしい演奏をしてくれるのですが、
唯一不満があるとすればイタリア物のオペラにおいて、この弾むような乗りに乏しい事でしょうか。・・・

2曲目はチャイコフスキーのピアノ協奏曲で、「イタリアのオケでチャイコ?」と
それにソリストも最近ちょっと写真は見かけたことがあるけど若い中国人女性。
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しかも出てきた彼女は「オッ!」と思うほどの衣裳・・・ラメ入りの黒いワンピースは露出度も高く、
超ミニスカートにピン・ヒール・・・こりゃキャパクラに来たような錯覚に陥ります。
唯、露出されている肩や腕は、よく鍛えられた筋肉が盛り上がっています。

それにしてもヴァイオリン群の女性奏者たちは競うように肩が露出したドレスを着ていて、
こんなのはドイツ辺りのオーケストラでは見たこともなく、何だか微笑ましさすら感じました。

ポポポポ~ン、ポポポポ~ンとホルンが高らかに鳴る、あの有名なテーマは浪々と高らかに響き、
「ああ明るいな~」、・・・「こりゃイタリアの燦々と輝く太陽の下で鳴り響くチャイコフスキー」 ・・・
この浪々と響くオーケストラをバックにピアノが対抗しますが、「響きが滑らか・・・」
全く力んだりしないで、むしろ柔らかく流れるような節回しです。

それでいて、芯はしっかりとしたタッチでピアノの音が浮かび上がっています。

「おう、こりゃちょっと良いぞ・・・」と姿勢を正し直して聴き入っていきました。

一楽章の後半、カデンツァの部分では更に流麗な指運びで、ちょっと崩したように弾くあたりは、
何だかジャズの即興を聴いているような趣で益々引き込まれました。

ピチカートで静かに始まる2楽章は木管が奏でる甘いメロディにピアノも静かに絡んできます。
そのロマンティックで甘い雰囲気のなか、今度はピアノが伴奏にまわりチェロが切ないメロディを奏でるあたりでは、胸に熱いものすら感じました。

ティンパニーに一打に弦がガリガリと刻み、一気に3楽章へと突入しました。
スピードはドンドン上がり一気呵成に曲は進んでいきます。

もうオーケストラはノリノリの演奏、ピアノも負けじと気持ちが良いほどのスピード感で進みますが、決して荒くなる事はありません。

最後のコーダはどの様に弾くのか楽しみに待っていました。
猛スピードはそのままに、最後の早いパッセージをものの見事に弾ききりました。

弾き終わった瞬間、オーケストラ部分は残っているにも関わらず安堵感からか彼女は鍵盤に指を置いたまま「ニッコリと笑いました。」・・・

いや~・・・失礼しました。・・・それほど期待をしてなくて済みませんでした。

こんなチャイコも充分ありというよりも、とてもとても素晴らしい演奏でした。
彼らがあえて取り上げただけの内容のある、気持ちの良い独特のチャイコフスキーでした。

まぁチャイコフスキーもローマ賞を得てイタリアにも行っていますし、
その後に作曲した「イタリア奇想曲」なんて明るい曲ですから。・・・

喝采は鳴り止まぬなか、コンマスに促されてアンコール曲を弾きました。
先ほどの乗りのまま「カルメン幻想曲」(これってホロヴィッツ編曲だったか)
演奏が終るとこの技巧的な演奏に更に大きな喝采が止みません。・・・

また、またコンマスに促され、ピアノの前に座りました。
こんどはモーツァルトの「トルコ行進曲」ですが、途中から編曲された部分に突入し、
益々彼女の技巧の凄さを示しました。
聴衆はほぼ全員スタンディング・オベーで、もう割れんばかりの喝采でした。

まぁ一般的な聴衆やプロモーターは喜んでいると思いますが、彼女は技巧だけでなく、
ちゃんとした音楽性の持ち主だと思いますので、アンコール以外ではこのような曲には取り組んで欲しくないなぁと、オジサンは心配になりました。
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さて、メインは「ローマの泉」、と「ローマの松」です。
これはレスピーギがここの音楽院の先生をしていた位ですから彼らにとっては得意中の得意曲です。

もう多くをここで語らなくても、その素晴らしさは知れている処だと思いますが、
特に「ローマの松」は素晴らしく、あの幹がス~と延びた上の方だけが茂った柔らかい独特の形をしたローマの松を思い浮かべながら聴いていました。

キラキラと太陽が煌く庭園で遊ぶ子供たちの「ボルゲーゼの松」、

厳かな「カタコンバの松」、ここでは客席の外から聴こえてくるトランペットのソロが、
音のパースペクティヴをしっとりとした雰囲気を醸しだしていました。

そして「ジャニコロの松」では何といっても最後の方で、静かに奏でる木管に絡むよう入るナイチンゲールの鳴き声が、
シンミリとしながらもロマンティックな夕方の雰囲気を演出していました。

泣き声を遮るように遠くから打楽器と金管によって行進曲風のリズムがかぶって「アッピア街道の松」が始まりました。

アッピア街道を行く、いにしえのローマ軍の行進に思いをはせていますが、段々と近づいてきた行進は、いよいよ目の前にと差し掛かります。

ステージ中央の上階にはブッキーナといわれる古代ローマ軍が用いていたといわれる金管が二人、両サイドにもトランペットが二人づつ陣取って立体感を出しています。
オーケストラは最高潮に達し全奏のジャ~ン!!で閉じられました。

盛り上がる曲だけに、もう聴衆の興奮は最高潮で割れんばかりの喝采でした。

ここでもアンコール・・・「ちょっと雰囲気の違う曲を」と一声かけ、始まったのはシベリウスの「悲しきワルツ」でした。 
厳寒の国からの音楽ですが、この明るい太陽の国のオーケストラは明るいなりのも丁寧で爽やかな表現・・・シベリウスもイタリアにやって来たのでしょうか。・・・

拍手喝采にコントラバスのオジサンが更に煽るがごとく、ボンボンとコントラバスを叩いて響かせています。 さすが明るい国のオーケストラ・・・こんな光景は初めてです。

パッパーノがステージ脇から歩いて出てきた途中から、パラパン・パラパン・パラパパパと「ウィリアム・テル」の序曲の最後スイス軍の行進が鳴り始めました。

オーケストラも指揮者もノリノリで自由に楽しんでいるようでもあります。
余りにもポピュラーな曲ですが、意外と演奏会で聴く機会がありませんので、こちらも理屈抜きで楽しく聴かせてもらいました。

この日は選曲も良いし、盛りだくさんの演目で大いに楽しませてもらいました。

彼らの演奏会があったら、また聴きたいなぁ~と思わされました。
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# by Atelier-Onuki | 2017-05-18 22:33 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

「まだまだ寒い5月ですが・・・」

今年のドイツは寒い時期が長引き、5月になっても中々暖かくなりません。

そんな中、パァとお天気が良くなった日がありました。
ちょっと郊外を散歩したくなり、闇雲に遠距離を走るバスに飛び込みました。

それはMettmannという近郊の町まで行くバスでした。
途中穏やかな丘陵を長閑に走り、40分ほどで到着しました。

町は小さいながら木組みの伝統的な家もそこそこ残っていて趣があります。
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暫く町を散策をして、隣村のNeanderthalネアンダータール(原始人で有名なネアンデルタール)を目指しました。

ここの場合thalとhが入っていますが、タール(谷)と名付けられているだけに、周りは小高い山に囲まれた、それこそ立派な谷間です。

駅から山道をダラダラ下っていくと、直ぐに博物館が現れます。
道路を渡った所には原始人の彫像も建っています。
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近くにある小さなインビス(簡易食堂)で一休みです。
川沿いにはテラス席もあってゆっくりと日光浴を楽しみました。

元気が出てきた休憩後は山道を散歩することにしました。

木々が鬱蒼と茂る山道をダラダラ登っていると、
何処からともなく木々の甘酸っぱい香りが漂ってきて、気持ちの良い森林浴を楽しんでいました。
路線の違う駅まで登ってきて引き換えしましたが、途中のErkrath(エアクラート)に差し掛かると
アチコチに菜の花畑の鮮やかな黄色が目に飛び込んできました。

そう、この辺は菜の花畑が多く、10年ほどまえでしょうか散歩をした時も、
アチコチの黄色い畑を楽しんだ事を思い出しました。

森もそこそこの大きさがあって、アップ・ダウンのコースはネイチャーな感じが残り変化に富んでいて面白かったなぁ。・・・
来週辺りまた散歩してみようかな。・・・

処で、冒頭でも書きましたが、5月半ばというのに未だ寒い日が続き、
なんと水仙の花がまだ元気に咲き誇っています。

普段は2月末に咲き出し3月には終わってしまうのに、満開のマロニエ越しに立派に咲いています。
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こんな珍しい現象は始めての体験です。・・・




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# by Atelier-Onuki | 2017-05-10 23:54 | デュッセルドルフ | Trackback | Comments(0)

「デュトワとロイヤル・フィル」 エッセンの演奏会から

先週末はエッセンであったデュトワとロイヤル・フィルの演奏会に出掛けました。

演目は
ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」
メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」 V.ルノー・カピュソン
ドヴォルザーク「交響曲9番」 新世界から
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デュトワの思い出は、もう20年ほど前にアムステルダムで聴いた
コンセルトヘボウとの共演によるラヴェルの「ダフニスとクロエ」でした。
それはそれはキラキラとした演奏でしたが、オーケストラのいぶし銀のような響きは決して派手になることはなく、
素晴らしかった演奏が深く印象に残っています。

この「ダフニスとクロエ」が当初予定されていたので行く事にしたのですが、
どういう訳かドヴォルザークの9番いわゆる「新世界から」に変更されてしまいました。

「まぁドヴォルザークも良いか!」と開き直って聴きにいきました。

会場はアレッと思うほど閑散としていて、最上階席は全く人を入れていませんでした。
デュトワではそんなに集客が出来ないのでしょうか・・・
先日のラトル、ベルリン・フィルの超満員との差は歴然としていました。

最初のベルリオーズはデュトワの得意曲の一つでもあるので、
やはり手馴れたものでキラキラと輝くような演奏で楽しめました。
それにしてもベルリオーズって面白い作曲家です。

二曲目のメンデルスゾーンはヴァイオリンにフランス人のカピュソンを起用し、
フランス系スイス人のデュトワとは同じような演奏スタイルなのでしょう。
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事実、演奏され始めた音色はやや軽めでニュートラルな印象です。
ヴァイオリンも濁りのない繊細な弾き方で好感がもてます。

下手な感情移入やポルタメントなど一切なく素直に曲が進んで行きます。
オーケストラも正攻法で上質の音楽を楽しませてくれました。
ヴァイオリンの線の細さとか、堂々とした巨匠風の表現はないので、
やや物足りなさも感じましたが、それは贅沢というものでしょうか・・・充分立派な演奏でした。

唯、後から知ったのですが、彼はアイザック・スターンが愛用していたグァルネリを使っているそうで、
これだったらもう少し芯の太い表現もできるのでは・・・と思ってしまいます。
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さて、メインはドヴォルザークの9番です。
デュトワとロイヤル・フィルであえてドヴォルザーク? と思っていましたが、
いざ演奏が始まってみると、どうしてなかなか聴き応えのある演奏です。
ニュートラルな表現ながらツボを得た、聴きやすい演奏でドンドン引き込まれて行きます。

二楽章の有名なイングリシュホルンが吹くメロディに木管たちや、
衣擦れのように弦が絡まってくる辺りでは、不覚にもウルッと来てしまいそうになりました。
三楽章や終楽章では金管群が待ってましたとばかり活躍するシーンが目立ちますが、
ここでもバランスのとれた綺麗なハーモニーが保たれ気持ちよく委ねることができました。

「新世界から」と言えば私は真っ先にケルテスとウィーン・フィルの演奏を思い出し、
何かとこの演奏と比べてしまって、辛めの評価をしてしまいがちですが、
この日の演奏は決して熱い表現ではありませんが、とても上質の素晴らしい演奏でした。
彼らがこの曲を選んだのも納得ができました。

アンコールにはドヴォルザークに縁のあるブラームスの「ハンガリー舞曲の1番」、・・・
オケもノリノリの演奏でしたが、まぁこれは余興として楽しめました。



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# by Atelier-Onuki | 2017-05-01 22:16 | 音楽 | Trackback | Comments(0)