カテゴリ:日本( 15 )

日本滞在 8. (最終日は柴又へ)

長かった日本滞在も、いよいよ最終日を迎えましたが、
気持ちは何となく柴又へと向かいました。

それほど熱心なファンではないのですが、あの「寅さん」の舞台を見てみたいなぁと思っていました。

そこそこ長い道のりでしたが電車を乗り継いで「柴又駅」に到着しました。
そうそう向かいの上りホームは見送りのシーンで何度も登場し見たことのある光景です。

駅前には「寅さん」と、それを見送る「サクラ」の銅像が建っています。
a0280569_0585354.jpg

何人もの人たちが記念撮影をしているので、隙間から「ヘェ~これがそうか・・・」と
訳の分からない事を思いながら眺めていました。

ボランティアの方でしょうか、年配の紳士が色々と説明をされていますが、
皆さん熱心に聞いておられて、今なお「寅さん」は人気があるのだなぁと思わされました。

駅前を後にし、「帝釈天参道」へと向かいました。
a0280569_0592570.jpg

まぁ映画の中でもお馴染みの商店街が現れました。
どのお店も味わいがあり昭和の香りが残っていて、ゆっくりと眺めながら帝釈天へと歩を進めました。
a0280569_0595375.jpg

途中、「とらや」と掲げられた看板の店も覗いてみましたが、こちらはお食事処で、
モデルになったお店はどうも数軒手前にある別のお菓子屋さんのようです。
a0280569_10461.jpg

a0280569_104696.jpg

帝釈天も立派なお寺で、特に本堂の前に生えている「松」は立派で枝が左右に大きく広がって見ものでした。
a0280569_1181.jpg

何処からとなく読経の声が聞こえてきて、「フム、フム中々味わいがあるなぁ~」と思っていましたが、
それはテープで流されていました。

その読経に混じって今度は「寅さん」のテーマ音楽が被ってきて、
この音響の交じり合いはちょっとシュールで笑ってしまいました。
a0280569_113055.jpg

帝釈天を後にし、「寅さん記念館」を目がけお寺の裏へと進んでいきました。

裏手には「山本亭」と云う立派なお屋敷があって、見学もできるのですが、「寅さん記念館」へ通り抜けられるようです。
a0280569_115415.jpg

a0280569_123235.jpg

a0280569_124976.jpg

a0280569_132100.jpg

山本亭を後にして江戸川堤の脇を記念館目指して階段をよじ登りましたが、そこそこキツイ階段でした。

入るかどうか一瞬迷ったのですが、まぁもう一度ここへ来る機会はないでしょうし見学することにしました。

入ると直ぐに昭和初期の街並みを再現したジオラマが現れます。
多分、ここの商店街だと思いますが、中々ノストラジックです。
a0280569_132758.jpg

次に部屋は、紙芝居宜しくボタンを押すと窓の向こうに明かりが付き、寅さんの生い立ちを順番に人形劇で表現しています。

この辺のことは映画では紹介されていない部分ですが、「寅さん」の子供時代を通じて昭和の歴史を追っているようで、興味深いものでした。

途中、小さくて可愛い車両が展示されていて、何だろうかと説明を読んだ処、
これは現在の京成金町線にあたるのでしょうか、昭和初期にあった人力の車両でした。
a0280569_145842.jpg

中は狭く精々6人で一杯かと思ったのですが、10人も押し込んだそうです。
多分、帝釈天のお参りのために敷かれたと思うのですが、
向かいにはそのジオラマ模型が展示されていて、ちゃんと人が押して動かしていました。

それにしても、昔を偲ばせる模型が、ちょっと気に入って暫く眺めていました。
a0280569_15263.jpg

さて、「寅さん記念館」を後にし、江戸川の土手へと出ました。
ここもよく映画に出てきたシーンです。
a0280569_16474.jpg

遠くに「渡し」らしき船着場を見つけました。
あれは多分「矢切の渡し」なのでしょう。
a0280569_161899.jpg

ちょっと遠かったのですが、せっかくなので行ってみることにしました。

この日は寒かったのですが、良いお天気なのでパラパラと川原で寛いでいる人たちもいます。

冬場は運行をしていないそうで、まぁ寂しげな船着場ですが、返って味わいがあったかも知れません。
a0280569_182773.jpg

まぁ歌でしか知りませんし、といって歌もそれほど詳しくはありませんが、
この寂しさには何だか訴えてくるような雰囲気が漂っていて、すっかり気に入ってしまいました。
a0280569_184435.jpg

何だか私自身も寂しくなったような感傷に陥りかけましたが、
いやいや気を引き締めて、明日は遠路帰らなくてはなりません。

日本では3週間と今までで一番長い滞在でしたが、その間お世話になった方々、
そして一緒に飲んで頂いた方々には、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

今回は体調も何とか持ってくれて、凄く楽しい毎日でした。
もう直ぐにでも又行きたいなぁと、数々の飲み屋のシーンが走馬灯のようにグルグルと回っています。


by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2018-02-06 01:18 | 日本 | Trackback | Comments(0)

日本滞在 7. (いよいよ東京へ)

関西方面での予定はすべて終了し、いよいよ東京へと向かいました。

もう,この夜から早速に「飲み会」が入っていて、
これから連日に渡り嬉しい「飲み会」の日々が待ち受けていますが、
体力が持つか一抹の不安があったのも事実です。

ホテルに到着し一休みを取ってから指定された場所へと向かいました。

東京駅、丸の内側のOAZOと言う新しいビルにあるイタリアンだそうですが、
それにしても東京は大都会・・・
モダンでお洒落なビル群には、いやが上にも自分が田舎者だなぁと痛感させられ、
ウロキョロしながら歩いていました。
a0280569_04345100.jpg

最初に遭遇したエスカレータに乗り込み上に登ると「丸善」の入り口が現れました。
そうそう「丸善が入っているビルだ!」と聞いていましたので迷わず入りましたが、
通り抜けられそうな所が見付かりません。

何階か移動してみましたがここは袋小路のようになっていて出る事が出来ず、
山済みに展示されている改訂したての「広辞苑」を恨めしく睨みながら振り出しへと戻りました。

もう一度1階にある案内板で確認すると、何と別のブロックからしか行けません。
気を取り直して向かいました。

やっと辿り着くと、もう半数以上が集まっていました。
a0280569_0441552.jpg

この日はムサビの卒業生たちとの飲み会でしたが、私が助手として勤務していた時に、
2度も担当したクラスなので特に親しく付き合っています。

もう皆さん60を過ぎているのですが、さすが美大だけあって若々しく元気です。
a0280569_0444967.jpg

とくに元気なMちゃんは殆ど喋りっぱなしで場を盛り上げてくれます。
そこにもう一人元気なNちゃんが加わると、もう賑やかさはマックスに達しています。

当日は私以外、男性が一人だけと言う、殆ど女子会の様相でしたが、
話しは弾むし、もう笑いが絶えずあっと言う間に時間が過ぎていきました。

二次会でも大いに笑い、時間が過ぎるのが憎いほどでした。

さて、一夜が明け昼間は六本木周辺の新しいビル群を散策し夕方を迎えました。

今夜は三軒茶屋の飲み屋で集合です。
この日も女子会に乱入の様相・・・数年まえに一緒に仕事をした飲兵衛の三姉妹との飲み会でした。

さすが選んでくれた店は渋い雰囲気の居酒屋さんでいかにも飲兵衛の心を揺さぶるような魅力を醸しだしています。

生憎の雨の中、飲み屋街をうろうろと迷っていましたが、
どの店も味わいがあって何処に入っても良いような感じでした。
a0280569_0451642.jpg

ようやくお目当ての店に辿り着きましたが、店先からすでに期待できるオーラを放っています。
a0280569_0503720.jpg

まずは、とりビーで乾杯したあと、凄い種類を揃えていて、この店の売りでもある日本酒へと移行しました。
a0280569_0461465.jpg

日本酒は一升瓶で4人分、別々の種類が運ばれて来ました。
a0280569_0464026.jpg

女将さんと思しき女性が「これは何処そこの、
何と云うお酒で、味はコレコレシカジカ・・・」と江戸っ子弁の早口で説明してくれます。

おお、この間までの緩い雰囲気の大阪とは違って、
今はお江戸に来ている事をいやが上にも思い知らされた瞬間でした。

お酒は4人とも違う種類なので、其々が回し飲みをして味比べ・・・
いやぁみんな“酒飲み”です。

あれこれと酒談義をしながら4・5ラウンドしたでしょうか?
かれこれ20種類位のお酒を試飲した格好になりますが、
どれも美味しくてドレが何だか分からなくなっていました。

美味しい魚に美味しいお酒・・・話題も楽しく、この夜も大いに笑いました。

そして、最後の飲み会は昔、Telecomと言う大きなイベントがあった折に
一緒に仕事をした人たちと一献ということでした。

このイベントは何年にも渡って4年毎に開催されたのですが、
集まってくれた人たちは初期から開拓された大先輩から一番最近に・・・
と云っても20年ほど前までの多紀に渡っての集まりでした。

場所は芝浦にある中華だそうですが、何でもとても高級店だそうです。

そんなお店には入った事がないので、不安と期待とが入り混じって向かいました。
a0280569_0471443.jpg

通された部屋は大きく、装飾も立派で店員さんの立ち居振る舞いも上品です。
a0280569_0474559.jpg

a0280569_0481147.jpg

まぁ参加してくれている人の中には上品な方もいらっしゃるので今日はちょっとオスマシをとりあえず決め込みました。

お料理も上品な盛り付けでお味も美味しい・・・
(珉珉とはえらい違う雰囲気・・・でも珉珉も良いなぁ~)

お酒はビールからワインへ移行・・・
この辺あたりから酔いも回って来たせいか肩の力が抜ける共に地が出てきて、お話も盛り上がって行きました。

結局は又何の反省も生かされないまま、大いに飲んで大いに笑いました。

まぁこんな敷居の高い高級店へは紹介されない限り、来られないのでとても良い経験をさせてもらいました。

さぁ明日はいよいよ最終日です ・・・


PS: 今回の写真は全てインターネット上で拾ってきた物です。 悪しからず!

by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2018-02-03 01:00 | 日本 | Trackback | Comments(0)

日本滞在 6. (再び大阪へ、そして甲子園口)

京都から大阪へと戻り、この日は甲子園口にあるギャラリーで講演会が予定されています。
a0280569_1134297.jpg

機材のチェックは数日前に済ませていたのですが、出演者の方たちを交えたリハーサルをしたかったので朝から向かいました。

展覧会はもう数日前から展示されているので、初めに一通り見てまわりました。
今回はオペラの話しをするので、なるべく音楽と関わりのある絵を出品しました。
a0280569_11422.jpg

a0280569_1141998.jpg

a0280569_1144122.jpg

さて、リハーサルは演奏をしてくれる彼女たちもバリバリのプロなので、
何の問題もなく和気藹々と終了しました。

講演会場はこの2階にあるホールで行いますが、開始時間が迫るにつれ大勢の方々が参加して下さり溢れそうな状態になりました。

東京からも遠路知り合いの2人が駆けつけてくれました。
結局は46・7名~この会場ではマックスに入ったのではないでしょうか。

講演は「オペラへの誘い」と題したもので、
開始5分前からモンテヴェルディの「オルフェオ」の序曲を流し、いよいよ始まるぞと言う雰囲気を盛り上げました。

これはオペラ史上、第3作目の作品で上演可能な最古のオペラですが、
この天才がえらい力を込めて作曲された名曲です。

それは太鼓のリズムに乗って弦楽や金管楽器群がワクワクとするような華やかな音楽で、
これから行われる出し物への期待が自然と膨らんで行きます。
これは単にこのオペラの序曲というよりも、オペラの夜明けを歌い上げているような印象すら感じます。

処でこの太鼓が打ち鳴らす連続音は、お祭りなんかでもそうですが、
一定のリズムをズ~と聞かされると生理的に緊張感が高まり自然と気持ちが盛り上がって行く効果があります。

例えばベートーヴェンもこんな心理効果を良く知っていて、
5番の交響曲の3楽章から4楽章への移行は切れ目なしに、ティンパニーの連続音を叩かせ、
弦群が緊迫した響きで緊張させこれ以上引っ張れない所に差し掛かった所で、
トロンボーンの開放音が高らかに響き4楽章へと入るのですが、
この開放感に人々は心理的にも感動を覚えることになります。

寄り道が長すぎました・・・

さて、お話はどうしてこのようなオペラなるものが誕生したのかから始まり、その後どう発展していったのか、
エポックになった作曲家の作品から数曲、実際にアリアを歌ってもらいながら進みました。

それにしても、それほど大きくないこの会場では実力派の歌手の声は良く響きます。
ピアノ伴奏も手馴れたキビキビとした表現で、彼女達の演奏にしばしウットリとして聴き入っていました。

後半は熱気で蒸せるほどでしたが、予定通りの時間に無事終了しました。

この後は立食パーティとなり賑やかな雰囲気の中、会話が弾んでいました。
入れ替わり立ち代り、色んな人が話しかけに来てくれましたが、皆さん初めての方ばかりで、
実はとても「人見知り」の私にはグッタリと疲れる一時でした。

パーティも何とか終了し、一緒に来てくれていた娘と大阪へと引き返しました。

やれやれ、開放された気分で北新地の「立ち飲みや街」を歩きました。
もう気分は先ほどまでの緊張感とは打って変わって「飲み屋」、「飲み屋」とウキウキ・・・

適当な店に潜り込み「生中2丁!」と急に元気を取り戻していました。
所狭しと吊られたお品書きの短冊をワクワクしながら「どれにしようかなぁ~」と迷っていました。

「すみません 寒ぶり と 生だこ!」・・・「すんません どっちも出てしまいましてん!」
ありゃありゃイキナリ・・・気を取り戻して無難に「お造り盛り合わせ」・・・
「エイひれ」に「モツ煮込み」・・・ ビールもお代わり・・・
a0280569_1153686.jpg

散々飲んだのですが、お勘定も優しいお値段・・・
ここは我々庶民の強よ~い味方でした。


by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2018-02-02 01:29 | 日本 | Trackback | Comments(0)

日本滞在 5. (京都にて – 銀閣寺から南禅寺へ)

あくる日は何処に行こうかと迷っていたのですが、四条大通りを頻繁に走っているバスを待っていると、
最初に「銀閣寺」行きがやってきました・・・ これで今日の目的地は自動的に決まりです。

銀閣に着き参道にあるお店をチラチラ見て楽しみながら近づいて行きました。

偶々ラッキーだったのか、訪れている人も少なく静かにまわることができました。
池の周りをゆっくりと歩き、渋いながらも趣のある銀閣を眺めていました。
a0280569_0295771.jpg

それにしても2階の窓など鐘の形が施されていたり、あの無骨な室町時代にしては細部まで凝った装飾がなされているようです。
a0280569_0301757.jpg

枯山水の庭は山の方へと連なっています。
石の階段を登って行くと、玉砂利に描かれた幾何学模様が綺麗に見えます。
a0280569_030347.jpg

銀閣越しに京都の町々も遠く望めます。
近くに居た誰かが「あの辺に金閣寺」が見えるんですよ!」といっていたので、
何度も凝視をしたのですが、見つけることができませんでした。

山を下り、もう一周銀閣を眺めて、ここを後にしました。

寒い日でしたが、お天気は良かったので思い切って「哲学の小道」に沿って南禅寺まで歩く事にしました。

小川沿いの小道は綺麗に整備されていますし、周りの家々も雰囲気のある日本家屋で心地よく散歩を楽しんでいました。
それにしても延々と桜並木が続いていて、そのシーズンはさぞかし綺麗なのだろうなと想像していました。
a0280569_0305833.jpg

a0280569_0311797.jpg

途中、いかにも「日本の風景」と云うような神社が現れました。

近づいて説明板を読んでみると、ここは若王子神社といって、この裏山には新島譲を初めとする同志社に縁の人たちの墓地があるそうです。
a0280569_0314253.jpg

お墓好きの私ですが、山道を墓地まで20分と書いてあったので、ここは先のことを考えると残念するしかありませんでした。

長かった散歩もやっと南禅寺の門が見えてきました。
途中の「奥丹」という湯豆腐発祥の店先をチラ見しながら寺社ないに入って行きました。
a0280569_032642.jpg

唯、ここへ来たのは南禅寺が目的ではなく、その奥にある水道橋いわゆる「水路閣」が見たかったからです。
それはレンガ造りの古いアーチ状の水道橋で、昔、京都美術館へ来た帰りによく歩いた懐かしい所だったからです。

それにしてもお寺の敷地内にド~ンと横切っているレンガ造りで洋風の橋はシュールでちょっとした異空間を演出しています。
a0280569_0322762.jpg

a0280569_032504.jpg

水道橋を潜り裏のほうから上に登ることができました。
今なお綺麗な水はとうとうと勢いよく流れています。

暫く感傷に浸りながら橋の上に止まっていた青サギを眺めていました。
a0280569_0331390.jpg

昔は下流に向かって橋の上を歩けたのですが、なんでも一部ひび割れが見付かったそうで、現在は通行止めです。

仕方なく上流の方へと歩きましたが、この方向へ行くのは初めてです。

暫く歩くと貯水場が現れここで行き止まり、この先が通り抜けられるのか不安だったのですが、
地元の人らしきオジサンがガツガツと歩いて行くので、後を付いて行きました。

細いレンガ造りの建物の脇を広場の方へと進みました。
どうもここは発電所のようですが、今も使っているのかしら・・・
a0280569_034817.jpg

対岸の丘にもレンガ造りの建物が点在しています。
a0280569_034289.jpg

広場を下ると突如として長い斜面が現れました。
それにしても長く、えらい幅の広いレールも敷かれています。
a0280569_0344835.jpg

これはいったい何なのか訝りながらダラダラと下って行きました。

途中にはレール上に船が乗っていますが、「エッなんで船?」と益々訝しくなってきました。
a0280569_035717.jpg

斜面を下り切り、橋を渡るとそこには「疏水記念館」が建っていました。
a0280569_0353252.jpg

これは気になるし入場も無料とあるので迷わず入りました。
a0280569_0354738.jpg

窓口の奥には係りのオジサンが暇そうに一人いるだけで、訪問者も私一人です。

説明をじっくり読んでみると、これは何と明治23年に完成した疏水だそうで、
琵琶湖から延々と水を引いて来たそうです。

この理由の一つは御所を火災から守るための貯水池が必要だったのと、
もう一つは琵琶湖方面からの人や物流を山を越えずに迅速に交流したかったようです。

この発想は秀吉の時代からあったそうで、明治になってようやく念願がかなったようです。
これは京都府の長年の夢を叶える為の肝いり事業だったそうですが、
設計を担当したのは、何と卒業論文でこの計画を発表した「田辺朔朗」と云う人で何と29歳という若さでした。

1年後には日本発のこの水力発電所を完成させ、
この電力のお陰で停滞しかけていた京都の経済に活力を蘇らせ、今日もその恩恵に預かっているそうです。

それにしても偉い方で「ヘェ~、ホ~ッ!」と感嘆しながら見学していました。

奥の部屋にあるジオラマ模型も圧巻で、何本かある疏水の位置や水の流れを上手く表現していました。

当時使われた測量計や水深計なども展示していますが、これらはドイツ製で何だか嬉しくなりました。

大いに感心をしたのでグッタリと疲れたまま、大阪へと向かいました。

さあ、明日は講演会の第2弾が控えているので、「今日は余り飲まないぞ!」と思いつつ ・・・ 「串の坊」へと直行しました。


by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2018-01-31 00:37 | 日本 | Trackback | Comments(0)

日本滞在 4. (京都にて - 四条から嵐山)

一夜が明け、今度は電車を乗り継ぎ京都へと向かいました。

京都も久しぶりで、かれこれ30年ほど行っていませんでした。

四条烏丸を拠点に錦市場や先斗町を徘徊して楽しんでいました。
a0280569_0343975.jpg

大阪では黒門市場も訪れたのですが、雰囲気はこちらの錦市場の方が数段魅力的に感じました。

大勢の外国人に揉まれながら歩くのは同じなのですが、お店は京都らしい品々を売っていて楽しいものです。

途中にあった老舗らしき蕎麦屋で、これまた久しぶりに美味しい「ニシン蕎麦」を頂きました。
a0280569_034574.jpg

夜はホテルの人に教えてもらった近くの居酒屋へ、・・・ 大勢の人で賑わっていましたが、壁際の席に潜り込みました。

「寒ぶり」や「生だこ」に「タラの白子」・・・それに地元の名も知らぬお酒の美味しいこと・・・
もう上機嫌で飲んでいました。

ちょっと二日酔いながら、次の日は嵐電に揺られて嵐山へと向かいました。

途中「車折神社」も通ります。
ここへは「芸能」の神様という事で受験を控えていた頃にお参りに来た事がありました。
それは私が受験をしたのは当時「芸能デザイン科」と言う学科だったからです。

嵐山に着き、先ずは渡月橋を目指しましたが、人力車の客引きの人が何人も居て、ちょっと面倒になるほど勧誘にやってきます。
a0280569_0352095.jpg

途中で引き返し、ささっと天竜寺を目指しました。
a0280569_0354439.jpg

a0280569_0362593.jpg

蓮池から始まる寺社内は大きな敷地でさすがと云った所、・・・ 
途中には立派な門構のお寺が幾つも隣接していますが、
どこも綺麗なお庭で一軒一軒覗き込んで楽しんでいました。
a0280569_0364330.jpg

a0280569_037750.jpg

a0280569_0372071.jpg

a0280569_0374163.jpg

さて、今度は有名な嵯峨野の竹林に向かって歩きました。

歩いていると噂の「うなぎ屋」さんに通り掛かりました。

ここは京都で学生時代を過ごした娘から聞いていた「うなぎ屋」さんで、
まだ11時にもなっていないのに、もう14・5人の人が並んでいます。

後ろ髪を引かれながらも、「後から後から」と自分に言い聞かして、とりあえずは竹林を目指しました。

ここも大勢の外国人で賑わい、ちょっと風情は削がれますが、
どうして想像以上の美しさ・・・なるべく竹林だけを見ながら進みました。
a0280569_0382232.jpg

a0280569_0384463.jpg

a0280569_0392171.jpg

竹の緑は清々しい色で、時折注がれる木漏れ日越しを楽しんでいました。
a0280569_0393252.jpg

a0280569_039512.jpg

竹林のアップダウンを抜け、ドンドンと歩を進め「常寂光寺」までやってきました。
流石にここまでは外国の人たちはやって来ません。
a0280569_0402313.jpg

a0280569_0404384.jpg

ちょっと高台に建つこのお寺は静かでゆったりと楽しむ事ができました。
苔むした坂道を登り、五重塔が建つあたりからは京都の町が一望でき心地よい時間を過ごしました。
a0280569_0411493.jpg

a0280569_0413138.jpg

a0280569_0414852.jpg

帰り道、閑静な住宅街を歩いていると田んぼの向こうに藁葺きで趣のある家を見つけました。
a0280569_0421377.jpg

近づいて、看板を見るとそこには「落柿舎」と書かれています。
「フ~ム、何時ぞや学校で習ったことがあったかも・・・」と、良く良く読んでみると、
そこは松尾芭蕉の弟子の向井去来と言う人の別邸だったそうで、
芭蕉もここへは3度も訪れ、ここで「嵯峨日記」を著したそうです。
a0280569_0423342.jpg

さあ、お昼・・・いよいよ、あの噂の「うなぎ」・・・

店へと引き返すと、ありゃありゃ20人ほどの人が並んでいます。
お店の人が出てきて、「この最後尾辺りだと1時間半ほどお待たせすることになりますけど・・・」と申し訳なさそうです。

せっかくなので覚悟を決めて並ぶ事にしました。

それにしても並んでいる80%ほどの人は、大陸から来られた人たちです。
どうも最近あの国でも日本の「うな重」は有名で人気があるそうです。
a0280569_043736.jpg

それにしても寒い中、待つは待つは・・・
ようやく陽の当る所まで進んできたあたりで、
やっと店内へと案内されましたが、ここでも暫く床机に座り待っていました。
a0280569_0432031.jpg

ついに席へと案内され、早々に注文「うな重定食のセット」を頼みました。

先ず出てきたのは「鯉のアライ」と「鰻ざく」、それに「肝焼き」、
これらの面々を見たら堪らず「生ビールお願い!」

良く冷えたビールはグィッと喉にシミ込み「ウィッ~ 美味い!!」
思わず二杯目を頼んでいました。

最後に出てきた「うな重」に「肝吸い」、まあ何てふっくらとした絶妙な美味さ・・・
「ああ、並んで良かったなぁ~」とつくづく思わされました。

この日は大いに歩いたのでグッタリです。

また、ホテルの近く、今度は京町屋風の居酒屋で一杯・・・

この夜は魚ではなく京野菜やおばんざいを楽しんでから床につきました。


by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2018-01-30 00:50 | 日本 | Trackback | Comments(0)

日本滞在 3. (大阪から伊勢へ)

ムサビ展での講演会が終った次の日は、私の日本滞在中にと得意先が提案して、
あるイベントの打ち上げを企画してくれました。

それは昨年ザルツブルク近郊のGollingと言う町で開催された10周年イベントでしたが、
皆さん其々に良い思い出だったようで、ほんのちょっと前の出来事にも関わらず楽しく思い出を語っておられました。

それにしてもこんな企画を催して頂いて、とても嬉しく楽しませて頂きました。

さて、次の講演会まで一休みなので、伊勢と京都を回りました。
伊勢には特に思い入れはなかったのですが、何となく向かいました。
ここは小学校の卒業旅行で行った以来です。

上六から近鉄特急に乗り込みましたが、これは列車も綺麗だし快適な旅を楽しみました。
a0280569_2016327.jpg

まずは伊勢神宮の内宮へと向かいましたが、改めて行ってみると壮大な敷地で、
周りには木々が鬱蒼と茂った参道をジャリジャリと進みました。
いわゆる天照大神を祭っている内宮までは結構な距離を歩きます。
a0280569_2017209.jpg

a0280569_20174075.jpg

私は神道ではありませんが、この荘厳な佇まいを歩き、やはり日本人として心の故郷のような尊厳さを感じました。
a0280569_20175469.jpg

参拝後は、まるで映画のセットのような「おかげ横丁」も楽しめました。

大勢の人で賑わっていますが、人さえ見なければちょっと江戸時代に
タイムスリップしたような錯覚に陥ることが出来て面白かったです。
a0280569_20182787.jpg

a0280569_20184113.jpg

先ほどの内宮でたくさん奉納されていた、「白鷹」の造り酒屋を発見、滑り込んで試飲をすることに。・・・
a0280569_2019218.jpg

後から隣に来たオジサンがなんだか美味しそうな串をもっています。

「それ、何処で買ったのですか?」・・・「ここを出て3軒くらい右の店で・・・」

ありましたありました、牡蠣やら魚のフライを売っています。

串葦の牡蠣フライを購入し、再び「白鷹」へ・・・昼間っつから上機嫌です。
a0280569_201924100.jpg

松坂牛の串刺しや干物の店とハシゴをして大いに楽しんでいました。
ほろ酔い気分で最後は当然のように「赤福」で仕上げました。
a0280569_20193736.jpg

この日は鳥羽まで移動し、伊勢湾の入り口付近の太平洋の眺めを楽しみました。
流石、海の色も明るく穏やかな感じです。
a0280569_2020455.jpg

旅館の人が言うには、ここは冬でも暖かく夏はクーラーが要らないほど爽やかで住み易いそうです。
a0280569_20201871.jpg

あくる朝、あのサミットで有名になった「賢島」へも足を延ばしました。

サミット会場に選ばれたほどですから、さぞかし素晴らしい所だろうな、と期待しながら向かいましたが・・・

祭りの後は何とやら・・・ウ~ム・・・ちょっと寂れ感は否めません。

それでも会場になったホテルの近くからの眺めは島が複雑に点在していて、人気もなくちょっと不思議な光景でした。(結局は写真も港の一枚しか撮っていませんでした。)
a0280569_20203811.jpg

さあ、気を取り直して・・・京都へと向かうことにしました。





by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2018-01-28 20:22 | 日本 | Trackback | Comments(0)

日本滞在 2. (大阪にて)

日本では最初、大阪に住んでいる高校時代の親友宅でお世話になっていました。

昨年もお世話になったのですが、彼は数年前に奥さんをなくされたので一人暮らし・・・
こちらもちょっと気楽に泊めてもらう事ができました。

それに何といってもベランダからの眺めは素晴らしく「金剛連山」をパノラマ宜しく見える眺望はちょっとした絶景です。
a0280569_21274398.jpg

連日、一緒に飲み歩いたのですが、娘を交えた夜は大阪の通称「南」の一角、
宗右衛門町にあるカウンター一本の小さなお店へと向かいました。

娘は一度行ったことがあるそうで、「金髪のお兄ちゃんだけど、料理は美味しいよ・・・」と云うのでそこにしました。

トントンと細い階段をあがり狭い店内に案内されました。
カウンターからは裏を流れる道頓堀の灯が見渡せ中々の眺めです。
a0280569_21281748.jpg

さすが入り難い店なので既にいたお客さんたちも静かに飲んでいるし、
外国人で溢れていた外の喧騒からは程遠い雰囲気です。

なるほどシェフは金髪のお兄ちゃんですが、目の前での調理は手際が良い感じで颯爽とした仕事振りです。

パラパラと注文をしましたが、どれも「ウン美味しい!」と舌鼓・・・

刺身盛り合わせも一つのお皿にドンではなく、一人一人に上品に盛り付けられた細長いお皿で提供されました。
お刺身も、ちょっと一手間加えた感じで昆布締めや、ちょっとした添え物をあしらって飾っています。

中でも「フグの白子!!」 ・・・ 
一口運ぶとほんのりと“甘み”や“旨み”が広がり「ウ~ン・これは美味い!」と思わず感嘆してしまいました。

そんな折、ギターをやっているこの同級生曰く、
以前、和泉市にあるホールで演奏をしたそうで、そこは美術館の中でとても良いホールだったそうです。

なんとそこにはロダンの「考える人」が展示されていたそうで、「あんなん大きいんやろ~、
こんな小ちゃいやつやったで・・・」、と3・40センチほど手で示していました。

他にもモネなんかもあったそうで、「あんなん皆、偽モンちゃうやろか~!」と。

「考える人」は「地獄門」の上に設置されているのは大体それくらいの大きさだし、
ひょっとして本物かも・・・と、先ずは行ってみることにしました。

彼のマンションから車を飛ばすこと3・40分ほど、周りは郊外型の商業施設がポツポツと建っていて、
もう周りは田んぼに囲まれ和歌山との県境の山々も迫ってきました。

そんな田園風景の中にポツリとその美術館は姿を現しました。

それは立派な日本家屋で相当な庄屋さんだったのでは・・・
a0280569_2129226.jpg

この日は「中国美術と銅鏡」の特別展を開催していましたが、お目当てはそのロダンです。

銅鏡へはチラッと目を向けた程度で、一路常設展の部屋へと進みました。
a0280569_21292588.jpg

奥にある狭い部屋ですが、先ず目に飛び込んで来たのは正面に展示されているモネの「睡蓮」です。
a0280569_21295540.jpg

縦長のその「睡蓮」は「アレッ、これ何処かで見たなぁ~!」と思わせました。
それは彼の膨大な数を描いた「睡蓮」の中でもとても良い出来栄えの作品です。
しかも絶対に「本物」・・・

よくよく思い出すと、このオレンジとピンクの空が映し出された池の絵は、
もっと横長の作品が確かメトロポリタン美術館にもあったはずです。

一方ロダンの「考える人」・・・これも本物に間違いありません。

入って直ぐの壁面には小振りながらコローの素敵な「風景画」が・・・穏やかながら素晴らしい作品です。

他にも「ルノワール」、「モディリアーニ」、オランダ時代の「ゴッホ」が3点、
「ミレー」に「ピカソ」、なんと「藤田嗣治」も1点展示されています。
a0280569_2130192.jpg

どれも小振りながらとても良い出来栄えの作品で暫く「ウ~ン、凄いと!」と静かに叫びながら観賞していました。

この日は「ルオー」が展示されていませんでしたが、かれこれ14・5点所有していて、何れも素晴らしいものです。

なんでも地元で綿織物を営んでいた久保惣太郎と言う人が、
壮大な土地、建物と共に彼のコレクションを寄贈したそうで、立派な美術館になっています。

それになんといってもその壮大な敷地に広がっている庭が素晴らしい。
a0280569_21304134.jpg

建物は奥深く、幾つもの建物が続いています。

楕円形のホールも途中に建てられていて、
この日は中に入ることが出来ませんでしたが、とても良い響きがするそうです。
a0280569_21305939.jpg

私たちが居る間、もう一組が訪れた程度で、閑散としていますが、これは勿体無い・・・

「もっと多くの人が見学に来てほしいなぁ~」とつくづく思わされました。




by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2018-01-26 21:41 | 日本 | Trackback | Comments(0)

日本滞在 1. (灘にて)

新年の2日に出発し3週間の日本滞在を追え先日帰ってきました。

今回は先ず兵庫県の灘にある「原田の森ギャラリー」で展覧会と
「印象派を旅する」と題した講演会を開催しました。

会場は昨年改装されたそうで、まだ真新しい感じがします。
a0280569_1355640.jpg

これはムサビ卒業生の兵庫支部が2年毎に開催している展覧会で、
今年が50周年という事もあって招待されました。

ここ数年、甲子園口のギャラリーで2度ほど展覧会を開催したので、
私はすっかり西宮出身の画家?という認識をされているようです。

ガランとだだっ広い会場に展示品のボリュームと言うか大きさが足りず
ちょっと閑散とした感じを受けました。
a0280569_1362240.jpg

a0280569_1363399.jpg

処で、このギャラリーの道路を挟んだ向かいにはレンガ造りの古い教会が建っています。
古い建物でここだけを切り取ったらまるでヨーロッパにいるような錯覚に陥ります。
a0280569_1365583.jpg

気になっていたので時間が出来た隙に覗いて見ることにしました。
正面入り口には「関西学園発祥に地」とあり現在は「神戸文学館」という名称になっていました。
中に入ると元々の礼拝堂を利用して神戸縁の文学者の展示がされていました。

正岡子規を初め谷崎潤一郎などに関する展示され、
その一角は読書が出来る静かなスペースも整っていました。

さて、講演会は40名足らずの参加で会場の一角にプロジェクターを使って行いました。

話す側からすると先ず、熱心に聞いてくれていそうな人や
ウンウンと肯いて共感してくれている人を数人早めに見つけて
なるべくそちらに視線を向けながら話すのがやり易いものです。
この日もアチコチと目を向けたのですが、一番前ド真ん中に陣取った紳士は途中から居眠りをしているし、
応援してくれているはずの身内に目を移すと、こちらは大あくびの真っ最中と暫し焦っていました。

それでも右端に座っていたご夫婦らしき二人は、
反応良く肯いてくれていたので視線は自ずから右よりで進行しました。

時折、時差ぼけの睡魔に襲われながらも何とか好評のうち話し終えることができました。
a0280569_137221.jpg

終了後は場所を移してパーティがあるとかで、促されるまま付いていきました。

三ノ宮まで移動し、とある洋館建ての館へと誘われました。
それにしても雰囲気のある立派な建物です。
a0280569_1374064.jpg

ここは人気のフレンチだそうですが、こちらは立食かと勝手に思い込んでいたので拍子が抜けました。

まぁ日本のフレンチは手が込んでいるし、お味も日本人に合わせた上品なフルコースでした。
特にパンは注文をきいてから焼くそうで、ほんのりと暖かく柔らかい食感は中々のものでした。
a0280569_1381715.jpg

とっぷりと暮れた夜道をほろ酔い気分でボッーとしながら帰途に着きました。







by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2018-01-26 01:41 | 日本 | Trackback | Comments(0)

「日本そして入院へ」

皆様大変ご無沙汰しておりました。
a0280569_1204623.jpg

11月中旬から日本へ旅立ち12月頭にはドイツへ帰ってきたのですが、
旅の後半になって突然また目が二重に見える症状に陥りました。

帰独して直ぐに講演会が控えていて、悪戦苦闘ながらも何とか無事にその任を成し遂げる事ができました。
a0280569_1212062.jpg

その翌日から入院する事態で今日まで何もすることが出来ませんでした。

この症状は6月にもなったことがあって、それは血糖値の上昇による神経系統の障害だそうです。

取りあえず入院中は血糖値を抑える処方がなされ、これは飛躍的に改善されたのですが、
目の方は相変わらず二重に見えていて、前回の例で考えると1ヶ月位は掛かると思われます。

1月中旬にはスキーにも行きたいので、何とか短期間で治って欲しいものです。

日本での面白かった事なども書きたいのですが、今回は短めに致します。

まぁ何と言っても食べるものが美味しく、日々堪能していました。
それにつれ各地での地酒・・・名前はすっかり忘れてしまいましたがどれもこれも美味しいものばかりでツイツイ杯を重ねてしまいました。

まぁその結果、目に障害が生じてしまったのですが。・・・

各地でお会いできた方々にも大変お世話になりました。

松山では幼馴染と再会し、特に美味しいお店に連れていってくれました。

最初に置いてあった「卵豆腐」と思いき一口目から感動です。
何とこれは「白子の卵豆腐」でダシはスッポンでとっているそうです。
仕上げの「スッポン雑炊」まで感動の連続でした。

もっとも途中から話しが弾んで中々料理を食べる暇が無くなり、
結局は「金目鯛の煮付け」には手を付けることが出来ず、翌日の朝食用として持ち帰りました。

処で、この幼馴染は元々俳句をやっていた縁で再婚されたのですが、
そのお相手が今「プレバト」を初めテレビでも引っ張りだこの人気俳人の方で、
さすがお話しもさりげない気遣いがあって盛り上がり、あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。

松山から大阪入りして、直ぐに展覧会場へと向かいました。
それはこの展覧会とコラボと言う形でコンサートが企画されていました。

若くて綺麗なお嬢さんお二人によるピアノ連弾で絵の雰囲気に合わせて曲目を選んでくれたそうです。

彼女たちはジュネーヴとリオンの音大を卒業されたので、本来はフランス物がお得意なのですが、
私がドイツから来ていると云う事で前半ドイツ・オーストリー系からシューベルトの「ファンタジー」とブラームスの「ハンガリー舞曲」から数曲を、
後半はフォーレの「ドリー」と最後はラヴェルの「ラ・ヴァルス」という難曲を弾いてくれました。

どれもこれも私の好きな曲で旅の疲れと時差ぼけがあいまって、何とも不思議な雰囲気の中、心地よく聴き入っていました。

終演後は立食パーティとなり、色んな方々と挨拶や歓談をしていましたが、
途中から眠くて眠くて気の効いた会話ができませんでした。

特に音楽家のお二人とは音楽談義を振り向けてくれるのですが、如何せん頭が回らず碌なお話も出来なかったのが残念でした。

早めにお暇をして大阪へ向かっている間には段々と体力が回復してきました。

夜遅くには退社後の娘と再会し、かつて彼女がバイトをしていた焼鳥屋さんへと
向かい、結局は性懲りも無く梯子までして大いに盛り上がってしまいました。
a0280569_1293861.jpg

次に日も娘を交え高校時代の親友、M君と合流し法善寺にある料理屋で再会しました。
ここは「鯛めし」が有名だそうで美味しいお刺身を初め大いに舌鼓を打ちました。
a0280569_1295432.jpg

彼は長らくギターをやっているのですが、今もレヴェルの高いアンサンブルに所属していて
昨年は「ブランデンブルク協奏曲」を引っさげて関西地区のコンクールで優勝したそうです。
何でも長く続ける事は大切なことと、改めて思い知らされました。
それに何と言っても高校時代から彼がズート続けてくれている事が一番嬉しかったです。

それに私の知らなかった高校時代のエピソードなどを話してくれて面白い夜となりました。

その上、二日後には高校時代の同窓会も急遽催してくれました。
今回は10人ほどと少人数だったので、親しくお話をすることができました。
懐かしい面々と昔話で場は大いに盛り上がりました。
彼らの話によると同窓会を始めた頃からより一層親しくなり出したそうです。

そして展覧会も無事に終了する事ができました。
会期中はたった2日間しか滞在することが出来ませんでしたが、大勢の方々にご覧頂いたようでありがとうございました。
a0280569_1215859.jpg

さて、このブログ内でも何度かコメントを下さり、その縁で彼女ご自身もこの画廊で二度も個展をされたⅠさんが、
わざわざ奈良から訪ねてきて下さいました。
やっと初めてお目にかかる事ができ、親しくお話させて頂けたのも嬉しかったです。

今回の催しは西宮市主宰の「ギャラリーさんぽ」の一環にも取り上げられたので、
その流れで観に来て下った人たちも多かったようです。

遠方にお住まい方々からは心のこもった花束も贈って頂きありがとうございました。
お陰で会場も華やかな雰囲気に盛り上がりました。
a0280569_1221516.jpg

a0280569_1223069.jpg

a0280569_122425.jpg

今回も展覧会の機会を与えてくださり、献身的にお世話頂いたKさんには深く感謝しています。

また、目が回復して来ましたらなるべく投函させて頂きますが、今回はここまでとさせて頂きます。


by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2016-12-16 01:30 | 日本 | Trackback | Comments(0)

「忙中閑あり」・・・

先週の木曜日に日本から帰ってきました。

もう目一杯のスケジュールで疲れましたが、さすがに食事やお酒は美味しく、それに関しては夢のような一時でした。

それに弊社は赤坂にあるのですが、引っ越してから初めての訪問でした。
窓から眺める風景は初めて見るモダンなビル群が建っていてもう何だか外国にでも来たような錯覚に陥りました。

仕事も行った甲斐あって、具体的に大きく前進することができました。

日本で得た情報を基にドイツにいる建築家たちと長々と打ち合わせをして、
先程やっと一息つけた処です。

明日から又出かけますのでベランダの植木に水をたっぷりやっていると、
紫蘇の間で何だかゆっくり動く物体を発見しました。

それは何とカタツムリ・・・
家はアパートの5階ですが、よくもまぁこんな高い所まで這い上がって来たものです。
そうか、どうりで紫蘇に虫食いの跡があった訳で、犯人はこのカタツムリだったのです。
a0280569_039447.jpg

とは言え敢闘賞物なのでそのまま放置して、ささやかな紫蘇のご褒美を堪能してもらおうと思っています。

忙中閑あり、微笑ましい一時を与えてくれました。・・・


by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2014-08-12 00:39 | 日本 | Trackback | Comments(0)