カテゴリ:チロル( 4 )

「エングの楓」

朝のミュンヘンは深い霧が立ち込め20mほど先も霞んで見えないほどでしたが、
今日の目的地”Eng“は晴れの予報なので出かけることにしました。

ここへはもう何度か行っていて、以前にもこのブログで書いたことがありました。

ここはチロルに入った所に位置していて、谷間に広がる楓の紅葉が見事です。
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例によって最寄駅からBOBに乗り終点のLenggriesまで1時間ちょっと、
途中標高が高くなるにつれ霧の塊を突き抜けるとパッと晴れ間が広がりました。

ここからバスで更に1時間ちょっとですが、この日は30分以上も遅れてやって来ました。

運転手の説明によると途中ダムの補修工事をしているそうで、すごい停滞だったそうです。

まぁそれも覚悟で乗り込みましたが、お天気が良いせいかほぼ満席で埋まりました。

なるほどダムが近づくとノロノロとスピードダウンし中々前に進みません。

その間運転手さんは気を遣って、あれやこれやダムや人造湖について説明していて、
何だか観光バスにでも乗っているような気になりました。

工事現場を抜けるとさすがにスピードを上げビュンビュンと飛ばしはじめました。

もうその役目を果たしていない国境もあっけなくスルーです。

この辺りからは川沿いをグニャグニャと曲がりながら登って行きますが、
この川もイザールだそうで、
微かにエメラルドグリーンに染まった水は透明度が高く何だか飲めそうに思えてきます。

丘陵を大きくカーブしエングの谷間へと入ってきました。

もう色付きはじめた沢山の楓が見えて来ました。
また、運転手さんの説明によると今年の夏は寒かったので、いつもより紅葉が早いそうです。

駐車場が近づくとまた停滞が始まり大勢の人たちが訪れて来ているようです。

もうお昼近くになっていたので、取り敢えずは駐車場前のホテルで昼食をとることにしました。
相も変わらずお目当てはカボチャのクリーム・スープでメインに鹿肉のソテーも注文しました。

このスープとても円やかで美味しいのですが、年々味が薄くなって来たようで、
しかも以前は入っていた特産のメープル・シロップもなしで、ちょっとがっかりです。
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食後は長閑な散歩道を谷間の集落を目指して歩きだしましたが、
今日はやたらと人が多く谷間が突如銀座の歩行者天国なみの光景でシュールな感じさえしました。
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途中で引き返し、反対側の牧草地帯へ向かいました。
実はこちらの方が楓も多く生えているし、樹齢も古い木々が多くその見事な枝ぶりを楽しめます。
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ボコボコの牧草地は歩きにくいのですが、ほとんど人影もなく林のように密集している辺りなど、
光までも黄金色に染まっているようで心地よい散歩です。
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逆光に照らされた木々は葉っぱがキラキラと輝いて、天国的な気分に浸る瞬間も訪れました。
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散歩も堪能してバス停まで戻りました。

出発まで時間があったので、去年も同じことををしたのですがベンチに寝転がり
楓超しに青空を眺めながらi-phoneを取り出しました。
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選曲は当然ながらブラームスからです。
去年も3番のシンフォニーでしたが、今回はジュリーニの演奏で、・・・
ゆったりとしたテンポに丁寧で穏やかな表現はこの長閑な気分にぴったりです。

この心地よさ・・・「一本後のバスにしようかなぁ~」と思ったほどでした。


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by Atelier-Onuki | 2014-10-02 16:50 | チロル | Trackback | Comments(0)

俺たちゃ 街には 住めないからに

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デュッセルドルフの我が家は人の出入りが多く、宴会もしばしば。
そんな中、Mさんご一家とは帰国されるまでの間、特に親しくしていました。

Mさんは、かつてはスピード・スケートの選手で、何でもヘルシンキであった世界選手権では
5位と云う輝かしい成績の持ち主。
酔っ払うと、「スタート時の第一歩は世界一だと云われてたんだよっ」とよく語っていました。
奥様も本格的なフェンシングの選手だったそうで、まさにスポーツ一家という感じでした。
そんなMさんも今はのんびりした気の良いおじさんで、○ちゃん、々と皆から親しまれていました。

冬も近づいてきたある日、いつものように皆で一緒に飲んでいましたが、
話題はスキー話に・・・
今年は皆でドロミテへ行こうと云う事になり、大いに盛り上がりました。

それを聞きつけた娘の同級生が、私も行きたいと云う事で、こちらは母子二人での参加。
総勢11人と云う大所帯となりました。

あれこれと皆で計画を立てるのもワイワイと楽しく、皆で料理する日々の献立まで相談していました。
そんな中、何時しか皆は私のことを隊長と呼ぶようなりました。
まぁ11人ですからちょっとした一個小隊、なんだか小隊長になったような気分で、
そう呼ばれるのが嬉しくなってきました。

ただこれだけの大人数ですからアパートを見つけるのも一苦労です。

結局モエナと云うメインのスキー場からはちょっと外れた村に、一軒のアパートを見つけました。
アパートのある地区はソメダと云って、そのちょっぴり日本っぽい響きも気に入りました。

いよいよ出発当日、今回も夜行寝台ですが、もう雪がシンシンと降っています。
一番料金の安い6人用のベッドが付いたコンバートメントに男女が分かれて乗り込みました。
我が小隊の男性陣は4人でしたので、当然見知らぬ他人と同室になります。
まぁ最初の方はお互い遠慮がちに静かにしていましたが、
私は長旅をMさんと楽しみたかったので、
秘かに箱の酒(=日本酒)を用意していました。
これをチビチビやっていると、二人のドイツ人も興味深そうに見ています。
静かに飲んでいるのも飽きてきたので「どう・・一杯試しますか?」と聞いてみました。
最初はちょっと躊躇していましたが、飲んでみると結構気に入ったようで、
その後はオツマミも出てきてワイワイと楽しく過ごしました。

列車は定刻通りにボルツァーノに到着、箱が効いたのかちょっぴり頭が痛いです。
バス・ターミナルでモエナ行きのバスを探しても見つかりません。
結局一番近い所までバスで行って、そこからはタクシーと云う事になりました。
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外れとはいえ、このモエナにもLusiaと云う立派なスキー場があって
充分スキーを堪能することができます。
Mさんのお子さん二人は未だ初心者でしたが、さすが両親のDNAを継いだのか覚えが早く、
メキメキと上達していきました。
もうそろそろセラ・ロンダにトライしても良いかなと云うレヴェルにまで達したので、
いよいよ向かうことにしました。

モエナからスキー・バスで40分位でしょうか、セラ・ロンダの出発地点の中で一番近い
カンピテッロに着きました。
ここからロープ・ウェイで一気に登りますが、暗く厚い雲が立ち込めています。
スピードを上げたロープ・ウェイがその雲を突っ切ると
「ワァー!」と云う歓声と共に雄大な山々のパノラマが目前に広がりました。
ここはコールロゼッラと云って標高が2400m位あります。
今度は反対側の斜面を雲に向かって降りて行くのですが、ちょっとキツイのは最初だけで
途中のセラ峠あたりからはダラダラとしたコースがプランと云う村まで続き、
ゆったりと楽しむ事ができます。
それにここからの眺めは大好きです。
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広大な斜面に、もみ木やゴツゴツした岩が点在した不思議な光景で、
子供達は映画のシーンで見たのでしょうか、ここを007コースと名づけました。

プランに着いた頃、もう「お腹が空いた!」と言い出す人も。
ちょっと遠い所から来たので、既にお昼近く、ここで昼食をとることにしました。
このプランには大きなカマドのある炭火焼のレストランがあって、
ピザを初め焼き物が美味しい店です。
奥の席に陣取ってワイワイと楽しい食事が始まり、話にも興が乗って長居をしてしまいました。
実は未だここは、全体の四分の一しか来ていません…。

ちょっと先を急がなくてはならないのですが、
途中景色が良いところでは、記念写真のためストップ・・・
そんなこんなで、何とかアラバまでたどり着きました。

さあここからが最後の難関、今回の時計回りのコースでは最大の難所が待っています。
唯、これを乗り切って最後のリフトに乗れば、後は我々の帰りたい所まで滑って降りられます。

二本あるロープ・ウェイの内、当然低い所へ向かう楽な方に乗りたかったのですが、
何とこの日は運休、仕方なく一番上まで行くロープ・ウェイに乗りました。
途中からチラホラ雪も降り出して来ました。

それでも頑張って何とか途中辺りまで滑ってきましたが、今度は行きたかったコースが閉鎖中。
このキツイ斜面を直行しなければなりません。

雪は益々勢いを増し視界が効かないほどに、それに日も暮れ始めました。

ここまで頑張って来たY君ですがとうとう立すくんでしまい、ちょっぴり涙ぐんでいます。
お父さんのMさんも緩斜面では面倒を見ることができたのですが、
さすがにこのキツサでは為す術もありません。

しばらく呆然としていると、上の方から三・四人滑ってくる人影が。
近づいてきてやっと、それがお巡りさんであることが分かりました。
スキー・ウェアですが、はっきりとお巡りさんである事が分かる制服、
それもイタリアのポリシアですから格好のいい事。

どうも我々のような落ちこぼれがいないか最後の見回りをしていたようです。
事情を察した一人の若い警官が、Y君をひょいとダッコして
スイスイとものの見事に降りていきました。
我々も何とかついて行き、下にある小さな休憩小屋までたどり着きました。
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残念ながら最後のリフトはもう終了で、動いていません。
彼らに帰る術を尋ねると、タクシーしかないと云う事でしたので、
皆が乗れそうな大きな車を頼んでもらいました。

その間のオバサマ達ですが、呑気なもので、この先の心配をするどころか、
胸の前に両手を合わせた格好で、若いお巡りさんに向かって
「格好いい、格好いい・・・」と連発しています。

お店の人達も店じまい、バス停の待合みたいな軒先に裸電球だけ付けて、
さっさと帰って行ってしまいました。
大きなタクシーはそう何処にでもある訳ではないので中々来ません。
雪は止む気配もなく、どれ位待ったでしょうか。
一時間ほど経った頃、ようやく山の上からヘッドライトの動きが見え始めました。
きっとこれだろうと信じて、まるで希望の光がやって来たような気持ちで待っていました。

それが実際タクシーだったのでどれ程ホットしたことでしょうか。
今度は、いろは坂の様な山道を延々と走りようやく宿のある村まで帰って来る事ができました。

それにしてもあの山道を遠い所まで良く来てくれたなぁと、
今となっては笑い話と共にしみじみ感心をしています。

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by Atelier-Onuki | 2012-12-18 21:47 | チロル | Trackback | Comments(0)

雪よ岩よ我らが宿り

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毎日のように雪が降って寒いし暗いしと、辛い季節になりました。
それでも雪景色は綺麗だし、陽が差し込むとキラキラして別世界にいるような気分になり、
暫しうっとりと見とれてしまいます。
特に今年の冬は例年よりも早く雪が降りだしたようです。

演奏会やオペラもこのシーズンは充実した公演が多く、辛いことばかりでは無く、
別の楽しみ方があります。
それにアウトドア派にとってはスキーという楽しみもあります。

日本では大雪で大変な被害が出ていて、こんな時にスキーの事など考えるのは
不謹慎かもしれませんが、ちょっとだけアウトドア派としては
ついついゲレンデの情報などを調べてしまいます。
昔と違って今はあちこちにWebcamが設置されていて、
家にいながらにして現地の最新の様子を見る事ができ便利になり、見ているだけでも面白いものです。

ドイツは意外にも本格的な山が南にしか無く、スキー場もガルミッシュ辺りが
やっと満足できる所かもしれません。
ありがたい事にミュンヘンからは日帰りで行けるので練習にはもってこいです。

ヨーロッパのスキー場は、それぞれの国によって特徴が違っていて興味深いものがあります。
例えばフランスなんか中央集権という国の特徴がスキー場にも反映しているのか、
一箇所に集中してスキー関連の設備が集まっています。
ラ・プラーニュと云う所へ行ったことがあるのですが、大型のホテルやアパート、
その中にスーパーや映画館、温水プールまであって、
ちょっとしたスキー・ヴィレッジを形成していました。
それにリフトもほとんどが一箇所に集中していて、そこから蜘蛛の巣のように伸び、
あちこち移動せずにいろんな山へ登ることが出来便利でした。
唯、小さな村に建物が集中している分、ホテルの部屋は狭くなっています。
この頃、子供達はまだ小さくて初心者レヴェルでしたが、
一番下の娘がある急斜面で雪の塊に足を引っ掛けて頭から結構長い距離を滑落しました。
この時、下にいたご婦人が心配をして「サヴァ?」と娘に尋ねていました。
本来なら娘の心配をしなければならないのですが、
ヘェ~こんなシーンでもサヴァと云うんだ・・・と変な感心をしていました。

ある年は出発ギリギリまで決めておらず、急遽行くことになったのですが、
知っているスキー場はもう既に一杯で宿が取れませんでした。
かろうじて空いていたのがトルゴンと云う聞いた事もない所、
地図で調べてみても中々見つかりません。やっとモントルーの南、
山の端っこにへばり付いているのを見つけました。
電車とバスを乗り継いで長旅の末、何とかたどり着きました。
翌日からスキーを始めましたが、林間コースもあってなかなかのスキー場。
二つ目の尾根を超えると知らない間にそこはもうフランスです。
気が付けばトロア・ヴァレーという広大なスキー場の一番端っこに繋がっていました。
ちょっとしたコーヒー一杯でもスイス側と違ってグッと美味しくなります。
通貨が違うという面倒を我慢してでも、お昼はこちら側と決め毎日通っていました。
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そんな中、「ここは良いよと」と仕事仲間でやはりスキー好きのドイツ人からドロミテを紹介されまた。
当時はデュッセルドルフにいたので、北イタリアはとても遠い感じがして
中々意を決する事できなかったのですが、とうとう行ってみる事にしました。
夜行の寝台列車に乗って10時間ほどでしょうか、朝8時ころ
ドロミテの玄関口ボルツァーノへ着きます。
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途中ブレンナー峠では乗員や牽引車の交換があるので結構長く停車しています。
ここは国境なので流通の中継地点になっており、現在はトラックがたくさん集まっていますが、
その昔モーツァルトやゲーテもここを越えてイタリアに向かったと思うと、中々感慨深いものがあります。
駅もとても渋い造りですので、長い停車時間も楽しいものです。

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さてボルツァーノからバスで揺られる事1時間半くらいで、目的のファーザ谷に着くことが出来ます。
この辺のエリアは北から大きな谷が三本あって、その谷に沿うように村々が点在しています。
面白いことに一番北では殆どドイツが通じ、二番目は60%くらい、
三番目はさすがに10%くらいしか通じなくなります。
地名はどこもドイツ語とイタリア語の二カ国語で標記されています。

地元の人達はイタリア人と云われるのを余り好まず、
自分達のことを南チロル人と云って誇りにしています。
民族的にはロマンド人で、言語も普段はロマンド語で会話をしているそうです。
面白いことに、この言語はどの言語ルーツにも属さないそうです。
この民族はスイス辺り(あのスイス・ロマンド管弦楽団もロマンド人で結成されたそうです)
の方が有名ですが、この辺の山岳地帯に点々と住み着いていたのでしょう。
人柄も優しく勤勉でとても良い人達です。

ありがたいことに食べ物がイタリアの中でも美味しい地域で、
これは山の上で食べても結構ちゃんとした味で感心します。
確かジェラートもこの辺の村で最初に作られたと聞いた事があります。

それに何と云っても景色の綺麗な事、雄大で素晴らしい眺めです。
何でもこの辺の岩盤は柔らかいそうで、隆起した山が浸食の影響を強く受け、
とても不思議で面白い形を形成しています。
一般的なアルプスの山々の形と違って、何か西部劇に出てくるサボテンが
突起したような形の山に似ているかもしれません。

ゲレンデも広大、この辺だけで全長500kmほどあるそうで、
とてもとても回りきれるものではありません。
スキー・パスもスーパー・ドロミテと云うパスを買えば全地域のリフトが乗り放題ですので、
気にせず地域を越えて滑走することができます。
ハイライトはセラ・ロンダと云って、中央にドンと隆起したセラ山脈を一周するコースで
全長が大体40km(とは云っても半分はリフトですが)、これを一日かけて一周します。
登っては下りのコースですが、其々の地域によって景色の雰囲気も違い、変化に富んだ楽しいコースです。
ちなみに時計回り、反時計回りと二つの方向でそれぞれ違う景色、コースを
楽しむことができますので魅力は尽きません。
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ある年3家族で総勢11人と云う大所帯で行って、このセラ・ロンダにトライしたのですが、
最後にある出来事が・・・この話も長くなるので又別の機会にでも書きたいと思います。

さぁ今シーズンもドロミテへ・・・行きたいなぁ~


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by Atelier-Onuki | 2012-12-15 06:27 | チロル | Trackback | Comments(0)

秋を求めて

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この処、空気も清々しく、すっかり秋っぽくなり木々も色付き始めました。

きっとEng(エング)辺はきれいだろうなぁ・・・と、
お天気も良いことだし出かけることにしました。
ここは別名Ahornbodenと云われ、英語にするとメープル・ボトム・・・
楓の里と云った処でしょうか。
普段、通勤に使っている最寄り駅は、ごく普通の無人駅なのですが、
ありがたい事にBOBと云う良い電車が週末だけ停ってくれます。
これはバイエルン・オーバーランド・バーンと云ってドイツでは珍しく私鉄、
バイエルン高地鉄道とでも訳せましょうか、
ミュンヘンからテーゲルン湖をはじめ三箇所の山岳方面へ電車を運行しています。
終点の一つLenggriesと云う駅から乗合バスに揺られること一時間ちょっとで
Engへ着くことができます。
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ここはもうオーストリアのチロルに属し、
周りはそこそこ高い山々に囲まれた狭い(ドイツ語でエングとは狭いという意)谷間です。
この谷間には無数の楓が生えていて、紅葉の頃にはちょっとした観光地になります。

この日もたくさんの老若男女(といっても年齢層は高め…)
が散策を楽しんでいました。
元気な人たちはワンダーフォーゲルをしたり、
ヒュッテからヒュッテへと山歩きを楽しんでいるようです。

紅葉は見頃?・・・木によって各々です。
まだ緑の葉をつけた木から殆ど葉っぱを落としたものまで・・・
それでも黄色に染まった葉が太陽の日を浴びてキラキラ輝いています。
日本やカナダのように赤くは染まりませんが、
樹齢の古い木は枝ぶりも見事で風格を漂わせていました。

今回の目的はもう一つありました。
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バス停のそばに一件だけホテルがあるのですが、
以前に来た時、たまたま注文をした南瓜のスープがとても美味しくて、
これをもう一度食べたいと思っていました。
実はこれを選んだのは「メープルシロップ入り」の一語が気になったからです。
たっぷりと入る器に泡立てクリームもたっぷり、ほんのりと甘く、
まろやかな味わいで和みます。

食後は再び楓の樹林の中へ、牧草地を歩きましたが、
牛の足跡でボコボコ・・・
歩き辛らかったですが心地良い散策ができました。

帰りのバスまで30分ほどあったので、陽あたりの良いベンチにゴロリ。
黄色く染まった楓のむこうには真っ青な空が・・・
こりゃどこかで見たレコード・ジャケットの写真に似ているなぁ~
そうだ大昔買ったブラームスの3番だった。
思わずヘッドホーンを取り出して3楽章あのホルンが出てくる所が聴きたくなりました。
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眠気も手伝ってその心地良いこと・・・そのままとろけてしまいそうになりました。

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by Atelier-Onuki | 2012-10-07 18:15 | チロル | Trackback | Comments(0)