<   2013年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧

いよいよ出発

a0280569_3473579.jpg

いよいよ月曜日に日本へ向けて出発です。
慌てて描いていたミュンへンらしい風景の一枚もちょっと手間がかかりましたが、やっと仕上がりました。
日本では懐かしい人達と毎日のように会うことが出来るので楽しみです。
それに何と云っても食事が楽しみ。・・・
ミュンヘンでもそこそこ美味しい日本レストランもあるのですが、数も限られているし
料理のチョイスも限界があって、どうしても飽きてしまいます。
その点日本はありとあらゆる種類のレストランがあって、それも特徴が様々、
これだけ豊富に色んなジャンルの食事ができ、しかも美味しいなんてのは
世界中どこを探してもないのではと思います。
ここではお寿司など大抵の日本レストランにあるのでどうしても食べる機会も多く、
多分日本にいる時よりも頻繁に食べているかも知れません。
唯、日本のようにネタの種類は豊富ではないし、カウンターで黙っていても
ちゃんと頃合を見計らったように良いタイミングで出てくるなんてのはありませんから、
日本でちゃんとしたお寿司屋さんに行けるのはとても楽しみです。
それに小料理、色んな種類の小付けをチョコチョコなんて、もうワクワクしてきますが
目は実際の胃袋よりズット大きいので気を付けないといけません。
更にウナギ・・・ヨーロッパで美味しいウナギなど夢のまた夢・・・と、また欲張りな事ばかり考えています。
滞在の後半には多分太ってしまった体を、かつてデュッセルでの我がテニス・コーチに
みっちり絞ってもらう積りです。
二週間の滞在後、帰って来たその週には又ウィーンへと出かけます。
これは昨年から楽しみにしていたラトルとベルリン・フィルでマーラーの2番いわゆる
「復活」を聴くためです。
何でわざわざウィーンでベルリン・フィルと云う事ですが、ベルリンではもうこの曲の演奏会は終わっていて、
今年はバーデン・バーデンとウィーンだけでこの曲を取り上げます。
まぁCDでもラトルのこの曲は素晴らしい演奏をしていますし、このチャンスを逃したら生涯
彼らの演奏でこの曲を聴く機会がないだろうと思ったからです。
それに曲が曲だけに、最終楽章に差し掛かるころには、もう吹っ飛んでしまいそうで、
別世界へと昇天するかも知れません、否「復活」でした。
そんな訳で暫くこのブログにも投稿できませんが、どうぞこのブログをお忘れなく宜しくお願い致します。

by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2013-05-18 03:48 | 日本 | Trackback | Comments(0)

展覧会のご案内

a0280569_0393756.jpg

もう何年になるのでしょうか、毎年この五月末には高校の同窓会があって、
ズット案内を頂きながらも何かとこの時期は都合がつかず一度も出席できないままでした。
このままでは何時かは忘れられてしまうかもしれないし、今年は意を決して出席する事にしました。

全くのプライベートで二週間も日本へ行くのは初めてですし、この際長年会えなかった人達とも
再会することが出来たらとなぁと思い立ち、あちこちに連絡をして見た処、
アレヨアレヨと云う間に予定が埋まって行き、とうとう毎日誰かと会うことが出来そうです。

この歳になると昔が懐かしく、久しぶりの人達との再会は本当に楽しみですし、快く集まって頂く
人たちにはありがたく感じています。

そんな折、美大時代の後輩だった人が何と四十年ぶりに私の存在をFacebook上で見つけたそうで
連絡をくれました。
当然何処かで食事でもと話を進めていた処、この方はギャラリーを持っていて、この際、
展覧会でもしませんかと誘って頂きました。
当初は急な話だったのと、ミュンへンにはここに来てから描いた作品しかなく開催は難しいかなぁと
思っていたのですが、良く検討してみるとまぁソコソコの点数があったり、ギャラリーの大きさには
収まりそうな枚数でしたので、よしやりましょうと云う事になりました。

そこで展覧会のタイトルを考えたのですが、当然ほとんどがミュンヘン近郊の風景だったので、
案内状にあるようにミュンヘンと頭に入れたのですが、実は余りミュンヘンらしい風景は
描いて来ませんでした。
それは私にとって絵の題材として興味をそそられる対象が、いつも田舎の風景だったり、
朽ちた古い家だったりと街中とは対照的な題材が殆どだったからです。

でも良く考えると幾多の風景画家たちもいわゆる名所旧跡を描くのは避けて来ました。
それは多分そんな皆が知っている有名な場所を描くと、どうしても何だか絵葉書のような感じになって
絵として見たときにちょっと安っぽい印象を与えるからだと思います。
セザンヌなんかもっと極端で晩年はエクス近郊の石切場で、ゴツゴツした岩場にほんのちょっぴり
松かなんかを加えているだけ、それも最後の方は光と影までも無視し始めています。

とは云え、それではミュンヘンと付けた題材らしくないので、1・2枚は街中を描いた絵もあったのですが、
慌てて以前からちょっと描いてみようかなと思っていたマリーエン・プラッツから見た風景を描いています。
唯、これが描きだしたら中々手の掛かる題材でもう四日間ほど格闘しているのですが、
未だもう少し手を入れないと仕上がりません。

このブログを書き終えたら引き続きこの絵の仕上げに向けて取り掛かります。

さて、展覧会は二週間ほど開催される予定ですが、私は会場へは26日(日)の午後に伺う積もりですので、
お近くにお住まいの方で、ご覧頂く機会があれば幸いです。



小貫恒夫  水彩による風景画
~ミュンヘンとその近郊そしてヴェニス~

2013年5月25日(土)~6月8日(土)
11時~18時  毎水曜日休業

アートスペース萌芽
〒663-8113
兵庫県西宮市甲子園口 3-23-8
アルカディア甲子園口1F
※JR甲子園口駅 南出口から徒歩6分





by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2013-05-10 00:39 | 日本 | Trackback | Comments(2)

5月に

Im wunderschönen Monat Mai,
Als alle Knospen sprangen,
Da ist in meinem Herzen
Die Liebe aufgegangen.

素晴らしく美しい月、五月に、
あらゆるつぼみが一斉に開いたとき、
僕の心にも
愛がほころんだ。

シューマンの歌曲集「詩人の恋」はハイネの詩によるこの一節から始まります。

一年でも最も美しい五月、木々には鮮やかな新芽が芽吹き、花々も一斉に咲き出しました。
この一番心地良い季節に、なぜかこのハイネを初め多くの詩人は失恋をしてしまいます。
作曲家も然りで、シューベルトも失恋だけの短い生涯でとても気の毒な気持ちになります。
唯、その代償として珠玉の名作の数々が生まれてきました。
もし彼らの恋が実り、その後幸せな家庭を築いていたら、今日、我々はあの名作の数々を
聴く事が出来なかったでしょう。

詩人でも作曲家でもない私は失恋に悩まされる事もなく、ウキウキとした気分で散歩に出かけました。
ちょうど木漏れ日も射し出し、それに今日は柔らかいそよ風が心地良く吹いています。

いつもの散歩コースですが、毎回いろんな発見に興味をそそられます。
先ず見つけたのは白い八重桜、これはピンク色と決め付けていたのですが、
白もあってその美しさにしばし見とれていました。
a0280569_183649.jpg


畑のある緩やかな丘陵まで出てくると今度は何だか十数羽の白い鳩を操っている人が・・・
a0280569_194612.jpg

二つの餌箱をあっちに置いたりこっちにやったり、時には餌を投げてみたりと、
おそらくサーカスかマジック・ショーの訓練かと思われます。

その後ろてにはお花畑が広がっていて、さながらオランダのチューリップ畑の一角を
切り取ってきたようです。ここは自分で摘んで代金は缶に放り込むセルフ・ガーデン。
バリバリと音を立ててレトロなポルシェが横付けされました。
中からやはりレトロな婦人が降りてきて、このお花を積むようです。
それにしても良い服を着たご婦人でした。
a0280569_13293.jpg


ダラダラと川原まで降りて来ると先日のガンの親子ものんびりと泳いでいました。
a0280569_132880.jpg

ビア・ガーデンでも待ちわびたように大勢の人たちが昼食を楽しんでいます。

本流沿いに川を鉄橋まで上りました。
この袂に小さな茶屋があって一休みです。
その後はこの裏手に生息するBärlauch(熊のニラとでも訳せましょうか、所謂行者ニンニク)を
採取するのがお目当てです。
a0280569_142159.jpg

この行者ニンニク初めて見かけたのはウィーンの森でしたが、それはそれは森全体が入った瞬間から
ニラの匂いに包れる程で、一面可憐な白い花が咲き乱れた宝庫でした。
最初は食べられるかどうか分からなかったので、偶々摘んでいた家族に訪ねた処、
「アァー、ンー、ちょっとウサギの餌に・・・」と恥ずかしそうに云っていました。
ミュンヘンに来てからは市場でも結構いい値で売っているのを見かけますし、
レストランでもこれを使ったリゾットやスープもあってちょっとは知られている様です。
唯、これはスズランとそっくりなので要注意です。
花が咲く時期は若干違うのですが、スズランの方は猛毒ですので危険です。
新鮮な行者ニンニクもタップリと採取する事ができ帰路につきました。

帰り際うちの近くのビア・ガーデンでは丁度伝統の踊りが始まろうとしていました。
a0280569_142663.jpg

これはタンツ・ウム・デン・マイバウムと云って「五月の木のもとで踊る」といった意の伝統行事、
あのバイエルンのビア・ガーデンには必ず立っている白とブルーの格子柄のポールが五月の木の事です。
民族衣装で着飾った踊りは素朴そのもので、何だかズッーと時間がさか戻った感じがしました。


by Atelier Onuki
~ホームページもご覧ください~

応援クリックありがとうございます!

人気ブログランキングへ
[PR]
by Atelier-Onuki | 2013-05-03 01:00 | ミュンヘン | Trackback | Comments(0)