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「バルセロナ大学」にて

先週はバルセロナへ来年ここで予定されているのプロジェクトのパートナー選びのため行っていました。
一日に3社も訪れたので結構くたくたになりました。

翌日は早起きをしたのでフライトまでの時間を散歩で過ごしました。

ホテルの直ぐ近くにバルセロナ大学を発見。・・・
建物も立派だし木々も茂っていて、こりゃちょっと覗いて見たくなりました。
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何でも1450年、アルフォンソ5世によって創設されたとか。・・・
560年と云う長い歴史ある大学です。
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スペイン風の校舎は(当たり前か!)天井もイスラム様式で歴史を感じさせます。
中に入ると校舎は三つの棟で構成されていて、其々の棟の中間にはゆったりとしたパティオが設けられています。
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睡蓮が植えたれた噴水を中央に木々が生い茂り、鳥の鳴き声も響いていてコリャ良い環境で勉強ができるなぁと想像をしていました。
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木々もオレンジの実がタワワに付いた物や、ゴムも大木でここは既に南国であることを印象付けます。
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ステンドグラスの窓をもつ部屋があったので入り口へ廻ってみると、何だかこれからセミナーが始まるようで一般の人々も参加しています。
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スクリーン脇がちょっと開いていて後ろが見えていますが、そこにはマリア像が立っています。
どうもこの部屋は礼拝堂だった所を教室にしているようで、どうりでステンドグラスが入っていた訳です。
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構内にはショップも併設されていて、“Universitad de Barcelona”と書かれたT-シャツやトレーナー、
バッグなど大学のオリジナル・グッズが販売されています。
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銀行もあって授業料の自動振込みや、学生支援のための貸付相談窓口まであるようです。
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短い時間でしたが、ここバルセロナ独特の文化・歴史の一端を垣間見ることができ興味深いものでした。


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by Atelier-Onuki | 2014-05-27 01:28 | スペイン | Trackback | Comments(0)

「ザンクト・ヴォルフガング」にて

さてザルツブルク方面への帰り際、ザンクト・ヴォルフガングへと立ち寄りました。
ここへはかつてザルツブルクから“ザルツ・カンマーグート周遊”とか“サウンド・オブ・ミュージックを巡る”
なんてツアー・バスに乗って来たことがありました。
もう随分前の事ですが、歩いてみると「あぁここへもきたなぁ~」とそこそこ記憶に残っているものです。

バス停のすぐ前に登山鉄道を発見しましたが、昨夜山の方では雪が降ったそうで始発は12時までないそうです。
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諦めて次のバスで帰ろうと待ち時間に町をウロウロして戻ってきた処、何と急に1時間早まって11時に出発と変更されていました。
こりゃ折角なので慌てて乗ってみる事にしました。
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この登山鉄道のことは知らなかったのですが、あの「サウンド・オブ・ミュージック」の冒頭部分で草原を走るマリアをヘリから追っかけているシーンと
「ドレミの歌」の直前に出てくるシーンはこの山の途中で撮影されたそうです。
と云う事は、マリアはこのザンクト・ヴォルフガングの修道院にいたのですかね。?

この登山鉄道は“Schafbergbahn”(羊山鉄道?)といってオモチャのような蒸気機関車が押し上げて行くシステムです。
1893年に開業し当時から有名だったそうで、ひょとしたらその頃この辺を訪れているブラームスやマーラーも乗った可能性は充分考えられます。

列車はほぼ満席状態ですが、夏場のハイ・シ-ズンは予約をしないと乗れないほど込み合う人気鉄道だそうです。
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機関車はゆっくりと力強く動き始めました。
それにしても相当きつい勾配で「大丈夫かなぁ?」と心配になるほどです。

暫く森を抜けると左側にヴォルフガング湖が見えてきて、あちこちから「ウォー!」と歓声が上がっています。
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山の中腹辺りからは雪が積もり出し、後ろに座っていたアメリカ人一家は「snow・snow!!」と大はしゃぎをしています。
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途中Schafbergalpeの停車駅には山小屋が建っていますが、この光景は決して5月とは思えず、まるでスキー場へ来た感じです。
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列車はやっと終点のSchafbergspitzeに到着、ここから更に頂上に建っているホテルを目指すのですが、
雪がくるぶし辺りまで積もっていて歩くのも大変です。
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殆どの人達がこのホテルで一休みをするため登って行きます。

ここで一息を付いて、ホテルの裏側まで歩いて行きましが、ここからの眺めが絶景でその険しい崖淵のせいもあって緊張感溢れる素晴らしい景色でした。
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遠くモント湖やアッター湖それに振り返ればヴォルフガング湖と数々の湖を眺望することができました。
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それに山の途中から下の方は雪が段々となくなり木々が生い茂り、
その更に下の方からはゆっくりと春の訪れが進んでいる光景をまざまざと見ることができました。

それ程期待せずに行ったのですが、これはスイスのロート・ホルン鉄道に匹敵する面白さでした。

ちょっと慌しく訪れましたが、大満足をして下山しました。


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by Atelier-Onuki | 2014-05-16 22:43 | ザルツブルク | Trackback | Comments(0)

「お知らせ」

この5月、明日発行の「ドイツ・ニュース・ダイジェスト」から
月一回のペースでコラムの連載が始リましたのでお知らせ致します。

タイトルは「Nebenweg」(寄り道)と我が人生そのものが反映されています。
今回は最初と云うことで「ごあいさつ」と内容のないものですが、今後その寄り道をしてきた中から面白かったり、
感銘を受けた事柄などをご紹介して行く予定です。

ニュース・ダイジェストは邦人向けのダイジェスト版新聞で英国、フランスとドイツの三カ国で発行されていますが、
私はドイツの担当で発行部数はドイツで15.000部あるそうです。

e-bookと云ってwebsiteでもご覧になれますので以下にアドレスをご紹介しておきます。
http://www.newsdigest.de/newsde/ebook.html

コラムの内容や順番はバラバラですが、こちらもご覧いただければ幸です。


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by Atelier-Onuki | 2014-05-15 22:29 | ドイツ | Trackback | Comments(0)

ブラームスとシュトラウスは・・・

「変えれぬものは、変えられぬ 唯忘れる事のみ幸せかな!」と云ったのは
あの優美なワルツや楽しく軽妙なポルカを作曲したヨハン・シュトラウス二世でした。
彼は作曲された曲想とは裏腹に、とても考え込み思い悩む性格でした。

一方で楽想にそのままの性格が現れているブラームスは渋くて奥深い人でした。

この全く違った趣の音楽を作曲した二人は時を同じくしてウィーンで活躍をしていましたが、その似かよった性格ゆえ、
自然と交流が始まり意外と仲が良かったようです。
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事実ブラームスは8歳年上のシュトラウスに対し、(どう見てもブラームスの方が年上に見えるのですが・・・)
その卓越した管弦楽法には大変敬意を払っていたようです。

ある時シュトラウス夫人が扇子を差し出し、ブラームスにサインを求めた処、五線を引いた上に「美しく青きドナウ」の冒頭を書き、
「残念ながらブラームスの作にあらず。」と書き記したそうです。

そんな二人もシーズン中は演奏家としても忙しく、作曲は主に夏休みの休暇中に集中して作曲されたようです。
彼らもマーラーと同じく「夏休み作曲家」とも言えるでしょうか。・・・

そんな中、彼らはザルツカンマーグートの“バート・イシュル”へ良く出かけたようです。
ここは文字通りBad(温泉)が出るので古くから保養地として栄え皇帝フランツ・ヨーゼフも毎年夏に訪れています。

今から120年ほど前のある年、バード・イシュルで作曲されていたブラームスのピアノ三重奏の二番が、
ここよりもっと山奥に入ったAltaussee(アルタウス湖)湖畔に建つワグナーさんと云う人の館で試演される運びになったそうです。

この湖は山奥だけにまだ訪れる人も少なく、ちょっとした秘境だそうです。
この館も今はホテルになっているとの事で、ちょっと寄り道することにしました。

アッター湖のシュタインバッハからバスでWeissenbach(バイセンバッハ)で乗り換え先ずはバート・イシュルを目指すのですが、
時刻表を見るとこのバイセンバッハからのバスには”Rufbus”と書いてあって乗りたいバスの
一時間前に電話を掛けて確認をしなければなりません。

恐らく普段から乗客が少ないのでこんなシステムになっているのでしょう。

誰もいない停留所でちょっぴり不安になりながら待っていると、暫くして来ました来ました・・・
まるでタクシーのようなミニバンがやって来ました。

ミニバンはドンドン山道に入って行き延々と景勝路線を走ります。
結局はバート・イシュルに到着するのに40分もの道のりでした。
たった一人の乗客のためにわざわざやって来てこんなにも長い距離を走ってくれ、
とても申し訳ない気持ちになり何度もお礼の言葉を掛けることになりました。
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バート・イシュルで少し時間があったので町をブラブラしてみました。

さすが保養地だけあって小さいながらも活気があり建物も様式が整っていて趣きがあります。
歩行者天国の一角にファサードがピンク色の”Zauner"という可愛いカフェが、・・・
看板には双頭の鷲のマークと共に“Hofzuckerbäcker”と書かれていて、ここが皇室ご用達である事を示しています。
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ここで軽く昼食を取ることにしました。
内装も伝統的なウィーン風ですが、何処となく地方色も漂わせています。
ここに限らずザルツブルクやインスブルックにあるウィーン風のカフェでも同じような事を感じるのですが、
やはり何処かにローカル独特の雰囲気が加味されているようです。
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さて、一息入れたので、ここから列車に乗って更に南東へ、途中ハルシュタットを湖越しに見ながらBad Ausseeを目指します。
ここからはバスで30分ほど乗れば終点がAltausseeです。

このBad Ausseeも鄙びていますが、温泉が出る関係上ここも保養地だったそうで、あのクララ・シューマンも滞在しています。
「ひょっとしてそんな事もあったのでブラームスはここまでやって来たのかなぁ~」と勝手な想像をしていました。

Altausseeはこれだけ奥に入っているので流石に鄙びた村です。
水も綺麗で何でもここの水は飲めるほどの純度だそうです。
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それとこの湖はヒットラーの財宝が何処かに埋蔵されているとの噂もあります。
何でも塩鉱の奥深くには美術品の数々が、そして湖の奥底には金塊がとの事です。
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ここを訪れた音楽家はブラームスのみならず、マーラーもこの近くで「少年の不思議な角笛」や交響曲の4番の一楽章を作曲していますし、
リヒャルト・シュトラウスもホーフマンスタールと訪れていたようです。
もっともマーラーは何度もバート・イシュル滞在中のブラームスを訪ねていますし、
この辺は辺鄙な所にも関わらず一時ちょっと大作曲家達で賑わっていたのですね。
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さて、ブラームスが滞在した館には、ピアノ三重奏が試演された部屋が「ブラームス・サロン」として残っています。
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湖が見渡せる落ち着いたサロンでブラームスの肖像写真を始め、関係者など当時の写真が飾られています。
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その隣の部屋からテラスに出られるのですが、そこはガラス張りの明るく心地よいウィンター・ガーデン風になっています。
しかもここが喫煙サロンになっていて、殆ど利用する人もなく当然ながら我が隋一の「お気に入り部屋」となりました。
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I-phoneを取り出し当時を偲びながら聴くピアノ・トリオは至福の一時をもたらしてくれました。

そうそう、この二人はウィーンの中央墓地に行ってまでも仲良く隣り合わせに眠っています。
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一方はドナウの乙女たちに囲まれ、片や今なお悩み続けるように・・・

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by Atelier-Onuki | 2014-05-12 00:50 | ザルツブルク | Trackback | Comments(0)

マーラー「アッター湖の作曲小屋」

「もう眺めなくても良いよ、それらは全て曲にしてしまったから。」と
マーラーの招きで初めてこのアッター湖畔を訪れ、険しい山々に感嘆しているワルターに語りかけられました。
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それは交響曲3番の一楽章を指しているそうですが、
この曲を初め凄い気合を入れて作曲された2番と共にこのアッター湖畔のシュタインバッハで作曲されています。

それにしても当時33歳だった彼はハンブルクの音楽監督だったので、
よくもまぁこんな辺鄙な所まで遥々やって来たものだと感心してしまいます。

それはマーラーの三つある作曲小屋の最初にあたり、きっと誰かの紹介があってこそ来れたのではないでしょうか。・・・

「一度は訪れてみたいなぁ~。」と長年思っていましたが、ちょっと行き辛い所だったので行きそびれていましたが、
何とかミュンヘンにいる内にと意を決して出かけました。

先ずはザルツブルクを目指しますが、この南バイエルンやオーストリア方面へは最近”Meridian”
と云う第三セクターが運営する様になり、列車は新しく綺麗になったし、何と云ってもスピード・アップされて快適です。
今までは2時間半の所要時間が30分も短縮され、「これは楽になったなぁ~」と実感できます。
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ザルツブルクでウィーン行きに乗り換えVöcklabruck(フェックラブルック)からバスに乗り継ぐのですが、
ウィーン行きと聞けば何だかこのまま乗り過ごしてウィーンまで行きたくなります。

バスは小さな村々や田園風景を抜け30分ほどでアッター湖畔を走りだします。
湖の南方に位置するシュタインバッハのSeefeld地区に入ると目的地はもう直ぐです。
Gasthaus Föttinger (ガストハウス フェッティンガー)とホテルの名前が付いた停留所で降りれば目の前にそのホテルが建っています。
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マーラーが来た当時からは名前が変更されましたが、正にこのホテルに滞在しています。

ホテルのレセプション脇のショーケースにはマーラーに関する資料などが展示されていて
「おお、これだこれだ!」と改めてその実感を感じ取っていました。

正面の壁にも肖像写真が掛けられていて、益々雰囲気を盛り上げています。

横にある小さなバーの入り口には、あのフリードリッヒ・グルダのポートレート写真も飾られていて、
「おお、彼も来たのだ!・・・」と暫く眺めていました。

階段室の一角にはピアノを中心に彼が滞在した当時の調度品が展示されていて、往時をしのぶ雰囲気を醸しだしています。
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暫く休息をして、いよいよ湖畔に建っている作曲小屋へと向かうことにしました。

ホテルの裏庭へ回るとそこはキャンピング場になっていて、キャンピングカーがずらりと並んでいます。
中にはここに住んでいるのかと思われるような人たちもいて、小さな家を増設したり、ちゃんと庭を造って花々を植えているところもあります。

昔見たことがあるマーラーが来たころの写真では周りに何もない光景でした。

まぁある程度は覚悟はしていましたが、「やはりここもか・・・」とちょっと寂しくなりました。
それでも小屋を見つけた時はそんな周りの事など忘れてしまい、グワッ~と気持ちが高ぶりました。
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それは小さいながらも、そこで作曲された曲の偉大さ故にその存在感を堂々と放っていました。
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入り口の鍵を開け、慎重に中へと歩を進めました。
突然、弦のトレモロと共にザバザバザンとお腹に響くようなコントラバスが刻みだしました。
センサーが反応して2番の冒頭が鳴り始めたのでした。

真ん中には古いピアノがドンと陣取り譜面台には2番の表紙がコピーながら置かれ、ここで生まれた事を暗示しています。
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壁と云う壁にはここに纏わるマーラーの年譜や作曲された曲に関する資料、
手紙のコピーやワルターがここに送った電報などが展示されていて感慨深く眺めていました。

窓からの景色も素敵なので湖畔からもこの小屋を眺めていました。
水はエメラルド・グリーンでとても澄んでいます。
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隣がダイビング・クラブになっていますが、この水を見るとそれも頷けます。

小屋の前にあるベンチに座り、湖面やあのワルターが見たと云われる険しい山とはどれのことだろうかと周りの山々を眺めていました。
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せっかくなので持参してきたi-phoneを取り出し、2番の最終楽章を聴きだしました。

ソプラノとアルトの二重唱で
「おお、あらゆるものにしみ渡る苦痛よ、わたしはお前から身を離した。」
「おお、あらゆるものを征服する死よ、いまやお前は征服された。」
と歌いだされ、それに合唱が加わり曲はドンドンと高揚していきます。

オルガンに鐘も加わりだすクライマックスは圧巻で、その壮大さ崇高さに唯々打ちのめされてしまいます。
その凄さに圧倒されしばし別世界に行ってしまった状態に陥っていました。

ふと我に帰ると興奮と感動のあまりに不審な東洋人を一人で演じていたことにハタと気が付きました。

あ~あ、またやってしまった。・・・


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by Atelier-Onuki | 2014-05-06 21:10 | ザルツブルク | Trackback | Comments(0)