
ミュンヘンにやって来た最初の春、隣の駅にリンゴの木がある事に気がつきました。
毎朝の通勤で車窓から見ているのですが、ホームにリンゴの木って何だかシュールだし、
毎日見ているうちに段々と愛着を抱くようになりました。
春、花を付け始めると、今年も頑張れよと声を掛けたくなります。
そして、満開になって木が真っ白な花で包まれると、その美しさにうっとりとしています。
初夏、青い小さな実がつきだすと、その成長具合が心配で、気が付けば「すくすく育つんだぞっ」と心の中で応援をしてしまっている有様です。

段々と大きく成長して行く姿は楽しく、9月ともなると赤みを帯びだし美味しそうになってきたなぁと眺めています。
一度そのお味を試してみたいなぁ~と思っていた10月のある日、お爺さんとお婆さんが低くなっていたフェンスをよっこらしょと乗り越えて収穫をしていました。
今年も10月初旬には青りんごを残してすっかり摘み取られたようです。
私はあのリンゴ達に思いを馳せながらも、あぁ~あのお爺さん達、今年も頑張ったんだなぁと
ほのぼのとした気持ちになりました。
by
Atelier Onuki
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