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アイプゼー散策

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先週末から例の婦人がマネの絵を観るため、またデュッセルドルフからやって来ました。
まぁ美術館だけだと愛想がないので近郊へ出かけました。
初日は、私の好きなガルミッシュ・パルテンキルヒェンへ出発しました。
街をブラブラしてからバスに乗り、アイプ・ゼーへと向かいました。

この湖はツークシュピッツを始めアルプスの山々が、見上げるにも首が痛くなるほどの距離まで
間近に迫っていて、とても雄大な光景です。そこから右方向に小高い山々が連なり、まさにパノラマよろしく横に広がって大きな空間が開けています。
この広がった感じは何故かヨーロッパの風景というよりもカナディアン・ロッキーを連想させます。
それに、とても澄んだ水はエメラルド・グリーンで神秘的です。
夏場は訪れる人も多く賑わっていますが、この日は完全にシーズン・オフで人影も殆どありません。
当初はここにあるホテルに泊まる予定でしたが改装のため休館中。
唯一営業していた湖畔のレストランで何とか食事だけはありつきました。

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次のバスまで時間があったので人気のない湖畔を軽く散策の積もりでしたが、次々と表情を変える景色につられて気が付けばドンドン奥の方まで歩いていました。
もうこうなったら意地みたいなもので、とうとう一番奥まで歩いてしまいました。
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と云う事は今来ただけの距離を歩かなければなりません。
もう足腰は悲鳴をあげかけていますが、今度は反対側の道を延々と歩きました。

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それでも途中から、山々の頂きを夕陽がピンク色に照らし出し「オッ~」と思わず声を発してしまうような感嘆のひと時もあって、何とか楽しく一周する事ができました。
結局は予定より3本も後のバスに乗り込む事になり、あたりはすっかり紺色に染まっていました。
時間があればミッテンヴァルト辺りも寄って行きたかったのですが、もうぐったりとしていました。

そうそう、ここガルミッシュはリヒャルト・シュトラウスの出身地で、あの「アルプス交響曲」はこのツークシュピッツ周辺での一日を描いているそうです。
お墓もここにあって一度お墓参りにでもと思っているのですが、どの墓地なのか未だ調べがついていません。
まぁ来年にでも、暖かくなったらちゃんと調べて訪れようと思っています。

by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2012-11-25 17:47 | ミュンヘン | Trackback | Comments(0)
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