7日間の入院生活・1

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先週の木曜日から入院をして、やっと今日退院して来ました。
と云うのも昨年の6月ころから、何か飲み物や食べ物を口にして味を感じると
唾液腺の辺りが沁みるような痛みを感じていました。
それも酸性の味が強いもの程、痛さもキツイものでした。
暫くは我慢をしていたのですが、その内酷い時には痛みが頭の神経の方まで達する様になり、
とうとうお医者さんへ行くことにしました。
耳鼻咽喉科での見立てでは、ストレスによる胃酸過多と
ニコチンによって炎症を起こしているとの事で、
暫くは胃薬と口内の嗽で様子を見ていたのですが、余り良くなる気配がないので、
一度病院で検査をすよう勧められました。
そう云えばニコチンではもう随分長い間、不摂生をして来ましたし、
胃酸はこの頃、とても厄介な案件を抱えていて毎日胃が痛く随分ストレスを貯め込んでいました。
今はまた別のもっと厄介な案件があって、このストレスに関しては何ら改善はないのですが。・・・

そして先週の木曜日に精密検査を行い、次の日には即、手術と云う段取りになりました。
検査は朝7:30分に事務的な手続きを済ませ、先ずは耳鼻科での診察、
その後は血液検査や血圧など測り、今度は内科で心肺の検査、
最後がCTスキャンなのですが、医者だけで4人違う科に回されるし、
その間、何種類もの書類のサイン、そして過去の病歴や生活習慣、常用している薬への
アンケートに対するの回答など、もうウンザリです。
血液検査の結果を待って、CTスキャンの許可が出たのがやっと夕方4時と
何とも念には念の入れようです。
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最後に検査結果が主任のお医者さんから説明があり、
あす7時から炎症している部分の除去をする手術をしますとの事になりました。
生まれて初めての手術ですし、そんなに難しい手術ではないと云われてますが、やはり不安です。
朝7時、搬送用のベッドに横たわり、「舌を上げて」と云いなりになると、
口の中にポイと精神安定剤が放り込まれました。
新館にあるらしい手術室までは、所々まだ工事中で
迷路のようにエレベーターを乗ったり降りたりと迂回をしながら結構な道のりです。
もうこうなったらこちらとしてはパッパッと早く済ませてしまいたい心境ですが、
なかなか辿り付きませんでした。
その間、心配なので「私の様な手術を受ける患者はよくいるの?」と尋ねてみると、
「大丈夫、しょっちゅういるから。」と年配の看護婦さんの落ち着いた返答にちょっと安心しました。
いよいよ到着です。先ずは準備室みたいな所で屈強で髭もじゃの看護師が
私の寝巻きを脱がせ手術用のベッドへと移し、
上から暖かいバスタオルを手際よくギュギュと掛けてくれました。
更に次の部屋に通され、今度は心電図などの準備をしに看護婦が来るからと、
言い残してこのブルートは去って行きました。
暫くすると今度は又、別の髭もじゃが・・・看護婦と聞いていたのに・・・
これが又「名前は?」、「生年月日は?」、「生まれは?」と次々と質問をしてきます。
「症状は?、どこが痛いの?」の質問にはさすがに心配になって
「あのぉ~、そこのカルテに書いてありませんか?」・・・と、
「まぁ~一応、念の為の質問だから。・・・」と云った目は意外と優しく笑っていたので安心しました。
それに先ほどの安定剤が効いてきたようで、
この段階では「もう何でも来い!」と開き直った心境になっていました。

そしていよいよ手術室へ、TVなどでしか見たことがありませんでしたが、
天井から沢山の照明がぶら下がった本格的な部屋です。
今度は30半ばで利発そうな黒縁メガネがテキパキと質問をしてきます。
「生まれは?」・・・また同じ質問かい???、
半ば投げやり気味に「オオサカ・・・」、と「日本へは行ってみたいんだけどね、まだ行ったことがないんだ。」
・・・やっと違う質問が、「さぁ良い夢見ましょうね・・・」とマスクが近づいて来て、
「ましょうね・・・」という辺りで意識がスッ-と無くなったようです。
何れ程経ったのでしょうか、ボーッと気が付き始めた時は手術も終わり病室へ向かっている途中でした。
その後もボーと意識が曖昧で、スープの様なものを取ったのかどうかもアヤフヤ・・・
何だかズーと寝ていたようです。
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あくる日はまぁまぁ意識も戻ってきてました。
部屋はオジサン達二人との相部屋、比較的大人しい人達でゆっくり休むことができました。
気が付けば窓からの眺めも素敵です。
折しも雪がコンコンと降っていて木立越しに微かに見える淡いブルーグリーンの教会も
幻想的な佇まいです。
病院に沿って疎水が流れ、コンモリと茂った並木道がズーと続いています。
これは何処まで続いているのでしょうか、気になる処です。
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三日目には随分と体力も回復してきました。
本当は外出禁止なのですが、病院の周りだけだったら・・・

ちょっとこっそり抜け出して散歩をしたくなる、魅惑的な並木道です。

この日からは、病院内の人間模様にも気になりだす余裕もでてくるのですが、
少し疲れて来たのでこの続きは明日にでも。

by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2013-01-24 05:25 | ミュンヘン | Trackback | Comments(0)
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