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散歩で見つけたもの

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退院後も未だ喉は痛いし、初めてアレルギーを体験して微熱もあったのですが、
家にいても腐るだけだし、せっかく晴れたので近くへ散歩に出かける事にしました。

目指したのはバスに乗ってそれ程遠くないのですが、ちょっと高台があって、
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以前からきっとこの辺りからはアルプスが良く見えるだろうなと思っていた所でした。

この辺もちょっとした散歩コースになっていて、そこそこの人々が歩いています。
折しも昨日降った雪が積もっているので、ソリを持った親子連れもいます。
暫く歩くと広い斜面があって、正しくソリ用の斜面である事が表示されていました。

フト横にある建物が気になって良く見てみると、それは斜面に突き出た物見台で、
そこから良くアルプスが見える様になっています。
しかも中々素晴らしいデザインで、結構優秀な建築家が設計したと思われます。
作りもしっかりした物で、鉄骨の骨組みに染色を施した木で、
3箇所ある台のカラー・コーディネイトをしています。
其々の部分には窓があって、これらの風景を窓で切り取り、非日常的なアートとして捉えることができます。
こんな物はあってもなくても良いような物なのですが、この辺にもこの国や市の余裕を感じ
嬉しく思っています。

眺めも期待通り遠くアルプスのパノラマが広がり素晴らしいものでした。

斜面をダラダラと下り、川の方まで歩いてみたくなりました。

暫くは林の中の散歩道を歩き、住宅地へ出てきました。
この辺も中々素敵な建物があって楽しめます。

大通りへ出たところで、最近出来た感じのモダンな建物。
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そこにはフライ・クライミングと書かれた看板が掛かっています。
ちょっと又気になる物件が現れました。

中に入ってみるとそこそこ大勢の人が来ています。
ロビーにある窓ガラスからもうクライミングの部屋が見えています。
それは建物の4層分位ある大きな部屋で色んな形をした壁面が設置されていて、
多くのクライマー達が思い思いのコースにトライしています。
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地下にある入口から入って覗いてみましたが、それはそれは本格的に作られていて
見ているだけでも楽しいものです。
床も安全を考慮して全体がフワフワしています。

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それにしても大きな施設で、あちこち見て回ると、これ以外にも別の同じ位大きな部屋があって
ここでは縄梯子やロープが張ってあって又別のクライミング・スタイルの設備が備わっています。
それに階段状の見学できるスペースまで備わっていて、こんな所にも余裕を感じます。
ここでは子供たちも手慣れた感じで自由に遊び回っていました。

他にも又別のスタイルの天井にまでホルダーが付いた小部屋があったり、
子供用に遊園地の様な楽しい装飾が施されたクライミング設備があったりで至れりつくせり、
当然ながら外壁にも登れる様に、無数のホルダーが付いています。
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このスケールとこんな手の込んだ物を作ってしまう粘り強さはさすがドイツ人と感心させられます。
あの戦後、瓦礫を拾い集め、時間を掛けて街を再建した粘り強いドイツ人健在といった処です。
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これを見ていてフト昔ウィーンで観たオペラ「ボリス・ゴドノフ」の装置を思い出しました。
それは私の崇拝するシュナイダー・シームッセンのデザインで、ボリスの戴冠シーン、
クレムリン宮殿内なのですが、そこには無数のイコンがこれでもかと云うほどの数で飾られています。
しかもそれらは絵ではなく、ちゃんとした丸物(レリーフ状)で、それはそれは圧倒されました。
後日、この装置の仕込みを見学するチャンスがありました。
一体どれほど飾られているのか気になりますし、かつて舞台装置に携わった人間としては、興味深々です。
普段、舞台装置のデザイン画は当然ながら客席中央のバルコン席あたりから見た角度で描いていますが、
絵は平面に対し実際の装置では奥行が結構あり、ヘタをすると立体感がなくなったり、
ボリュームに欠けたりする事があって気を遣うポイントです。
それにどの席から見ても可笑しくないように、客席の特に端っこ、
一番前の両サイドや桟敷からも見て何か変なものが見切れていないかチェックをしたものです。

この日も一番前のサイドへ行って、もうオーケストラ・ボックスまで乗り出すように見上げましたが、
何と遥かプロセニアム・アーチを超えて上の方までイコンが飾られています。
しかもそこまでレリーフ状の丸物が、これには感心どころか、この粘り強さ、
これでもかのシツコサには、もう圧倒されてしまいました。

かつて日本を代表する素晴らしいピアニストだった故園田高弘さんも、
「我々普段お茶漬けなどをサラサラ食べている日本人には、到底ブラームスなどは弾けません」
と、どこかで云っておられましたが、
この精神的にも体力的にも粘り強いドイツ人に対し、
感心するとと共に時々はシンドイなぁ~と感じています。

by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2013-02-03 21:37 | ミュンヘン | Trackback | Comments(0)
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