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展覧会のご案内

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もう何年になるのでしょうか、毎年この五月末には高校の同窓会があって、
ズット案内を頂きながらも何かとこの時期は都合がつかず一度も出席できないままでした。
このままでは何時かは忘れられてしまうかもしれないし、今年は意を決して出席する事にしました。

全くのプライベートで二週間も日本へ行くのは初めてですし、この際長年会えなかった人達とも
再会することが出来たらとなぁと思い立ち、あちこちに連絡をして見た処、
アレヨアレヨと云う間に予定が埋まって行き、とうとう毎日誰かと会うことが出来そうです。

この歳になると昔が懐かしく、久しぶりの人達との再会は本当に楽しみですし、快く集まって頂く
人たちにはありがたく感じています。

そんな折、美大時代の後輩だった人が何と四十年ぶりに私の存在をFacebook上で見つけたそうで
連絡をくれました。
当然何処かで食事でもと話を進めていた処、この方はギャラリーを持っていて、この際、
展覧会でもしませんかと誘って頂きました。
当初は急な話だったのと、ミュンへンにはここに来てから描いた作品しかなく開催は難しいかなぁと
思っていたのですが、良く検討してみるとまぁソコソコの点数があったり、ギャラリーの大きさには
収まりそうな枚数でしたので、よしやりましょうと云う事になりました。

そこで展覧会のタイトルを考えたのですが、当然ほとんどがミュンヘン近郊の風景だったので、
案内状にあるようにミュンヘンと頭に入れたのですが、実は余りミュンヘンらしい風景は
描いて来ませんでした。
それは私にとって絵の題材として興味をそそられる対象が、いつも田舎の風景だったり、
朽ちた古い家だったりと街中とは対照的な題材が殆どだったからです。

でも良く考えると幾多の風景画家たちもいわゆる名所旧跡を描くのは避けて来ました。
それは多分そんな皆が知っている有名な場所を描くと、どうしても何だか絵葉書のような感じになって
絵として見たときにちょっと安っぽい印象を与えるからだと思います。
セザンヌなんかもっと極端で晩年はエクス近郊の石切場で、ゴツゴツした岩場にほんのちょっぴり
松かなんかを加えているだけ、それも最後の方は光と影までも無視し始めています。

とは云え、それではミュンヘンと付けた題材らしくないので、1・2枚は街中を描いた絵もあったのですが、
慌てて以前からちょっと描いてみようかなと思っていたマリーエン・プラッツから見た風景を描いています。
唯、これが描きだしたら中々手の掛かる題材でもう四日間ほど格闘しているのですが、
未だもう少し手を入れないと仕上がりません。

このブログを書き終えたら引き続きこの絵の仕上げに向けて取り掛かります。

さて、展覧会は二週間ほど開催される予定ですが、私は会場へは26日(日)の午後に伺う積もりですので、
お近くにお住まいの方で、ご覧頂く機会があれば幸いです。



小貫恒夫  水彩による風景画
~ミュンヘンとその近郊そしてヴェニス~

2013年5月25日(土)~6月8日(土)
11時~18時  毎水曜日休業

アートスペース萌芽
〒663-8113
兵庫県西宮市甲子園口 3-23-8
アルカディア甲子園口1F
※JR甲子園口駅 南出口から徒歩6分





by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2013-05-10 00:39 | 日本 | Trackback | Comments(2)
Commented by kukko at 2013-05-13 18:12 x
わお~!! 関西の方だったのですね
行けるかなあ~ 行けたらいいなあ~ ヨーロッパの匂いがするかなあ~・・・
Commented by Atelier-Onuki at 2013-05-18 03:44
Kukko 様、
何時もコメントありがとうございます。
絵はPC上の画面ですと、どうしても色会いが違ったり、
深みに欠けたりディティールもはっきりしていません。
展覧会でオリジナルを観ていただく事が出来れば幸いなのですが ・・・
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