二週間の日本滞在

先日の日曜日に二週間の滞在を終えて日本からミュンヘンへ帰って来ました。

日本では大阪、兵庫、横浜、そして東京と懐かしい人達と再会する事ができて、連日に渡っての飲み会も楽しく大いに盛り上がりました。
当初は体が持つか心配をしていたのですが、思っていたよりも疲れも少なく時差ぼけもそれ程なくてホッとしています。

今回行こうと決めたのは高校の同窓会に初めて参加しようと思ったからでした。
卒業後45年も経っているそうで、面影が残っている人や、どう思い出そうとしても中々記憶が曖昧な人まで様々でしたが、
暫く話していると声は当然変らないし、性格や喋り方などはちっとも変っていないので何だか可笑しくなりました。

それに急遽決まった展覧会も無事にオープンする事ができました。
ちょっと離れた場所にあるにも関わらず何人もの知り合いの方々が訪れて下さり、懐かしい会話で楽しい時を過ごす事ができました。
この短い準備期間にも関わらずギャラリーのオーナーであるKさんには周到な準備をして頂きこの場をお借りしてお礼申し上げます。
展覧会は6月8日までの予定でしたが、何と翌9日にはピアノ・ソロのコンサート、そして13日はフルート、
バイオリン、ピアノによるコンサートまで催して頂く予定で絵はそのままこの日まで展示されているそうです。

大阪での初日は幼馴染のK君、(フェスティバル・ホールでの項で出てきた人)との痛飲から始まりました。
私は彼から大いに音楽的な影響を受けたと思っているのですが、彼曰く最初は私の方から影響を受けたと云うのです。
それは家にあった古いモノラルの装置で、これはインテリア・デザイナーであった叔父が自分で設計した箱に入ったガラードのプレイヤーや
バカみたいに大きかったグッドマンのスピーカーに興味を持ったからだそうです。
いや何とも話して見なければ分からないものですね。
その彼には年上ながら義理の弟がいて、しかもチャイコフスキー・コンクールのチェロ部門で優勝した唯一のアメリカ人と云う凄い人、
なんでも山梨に住んでいるそうで今度じっくり聴いてみたいなぁと思っています。

同窓会を控えた前日、突然ムサビ時代の後輩であるYちゃんから連絡が入りました。
2年ほど前に東京から大阪へと戻ってきたそうで、それではと同窓会の後に無理やり予定を突っ込みました。
楽しい昔話のなかでも面白かったのは、大阪にある下駄屋で大のヨーロピアン・ジャズのファンがいるそうで、
とうとうこの人は趣味の世界をはみ出し、何と録音の版権を得て自らのレーベルを立ち上げたそうです。
一軒普通の履物屋さんなのですが、奥へ入るとズラーとマニアックなCDが並んでいるそうです。
昔ジャズ・シンガーもやっていたYちゃんは、このオジサンに気にいられたようで、
どれでも視聴して良いよと気さくに言ってくれたそうです。
そう意外とヨーロッパでもジャズは人気があって、特にパリやベルリン、ケルンなど盛んにジャズを演奏しています。
私も一度この下駄屋さんを訪ねてみたいものです。

横浜では義理の弟夫妻とウィーン時代の旧友Aさん夫妻と盛り上がりました。
このAさんが快く私をウィーンへ受け入れてくれたお陰で今日があるような物で、
私のヨーロッパ生活の第一歩を踏み出す事ができました。
夫人の方はやはりムサビ出身で(実は琉球王家の末裔)、その後ウィーンのアカデミーで舞台美術を勉強した人です。
その師事していた教授はペンテリアル・デシラスと云う舞台美術家で、
ウィーンにある四つの国立劇場全ての美術総監督と云う立場の人です。
国立歌劇場が来日し、日本で舞台を製作する際には必ず彼も来日されているのですが、
なんとこの義理の弟の奥方が通訳として参加していたそうで、しかも日本側で受けているK君も
ムサビ出身で、なんとも世の中狭いとつくづく感じさせられました。

東京ではあのドロミテの項目で、最後の急斜面で動けなくなったY君、すなわち○ちゃんご一家とも再会し、
また行こうと約束していたドロミテ、その内にでは中々事は決まらないので、
はっきりと2年後の2015年の3月にボルツァーノの駅前で再会と云う事になりました。
もう今からワクワクして楽しみです。

その後、ムサビ後輩達との同窓会も皆気持ちが変らず元気で大いに盛り上がり、
二次会そして一部の男連中との三次会と流れて行きました。

越生でのテニスも出来たし、全ての日程を予定通りにこなす事が出来ました。

明日はいよいよウィーンでラトル、ベルリン・フィルによるマーラーの2番、もう今からワクワクしています。
この曲はきっと目にジーンとくる箇所が随所にあるので、
厚手のティッシュをポケットに忍ばせて行かなければなりません。
土日はオペラやウィーン・フィルの演奏会にも行く予定ですが、今はマーラーが余りにも大きな存在なので
今の処は未だオマケ的な感じと贅沢な事を思っています。

by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2013-06-06 03:04 | 日本 | Trackback | Comments(4)
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Commented by kukko at 2013-06-09 18:17 x
みせていただきました!!萌芽さんで!!
やっぱり生で見ると、仕事の丁寧さなども感じられて、よかった。素敵な作品ばかりで、ギャラリーにほのぼのとした空気が流れていました。ありがとうございました。
Commented by Atelier-Onuki at 2013-06-11 18:25
遠い所をわざわざ来て頂き、ありがとうございました。
暖かいコメントも嬉しく思っています。
Commented by T.Tおじさんです。 at 2013-06-15 19:39 x
初訪問です。 ヨーロッパの水彩画見させていただきました。
ライン・パノラマは日本にいながらライン下りをしてるようで
すばらしいです。
Commented by Atelier-Onuki at 2013-06-16 04:42
まぁライン下りをしているようだなんて嬉しいコメントありがとうございました。短い距離ですがこの辺りも観光船が走っています。
お天気の良い日など気持ち良い小クルーズが楽しめますよ。
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