この週末はお天気も良く、オペラへ行く予定もなかったので大好きなガルミッシュ・パルテンキルヘェン
へ行く事にしました。 ミュンヘンから近く、本格的な山々へ行ける所なので人気のエリアです。 ミッテンヴァルトが終点となる列車は、大きなリュックを背負った人達でごった返しています。 車内が落ち着くには、途中のPasingの駅を過ぎるまで暫くの時間が必要でした。 それにしても最近はいわゆる山ガールがいっぱいで、それも何本ものザイルを背負った本格的な 登山家までいて、この男勝りの勇壮さには感心をしながらも、余りの逞しさにちょっと引いてしまいそうです。 シュタルンベルク湖を過ぎ、どこまでも長閑な田園風景を走ること一時間半、 列車はお昼前にガルミッシュ・パルテンキルヒェンに到着したので、そのままバスに乗り継いで アイプゼーまで行き湖畔で昼食をする事にしました。 ここも既に大勢の人が訪れていて賑わっています。 レストランもほぼ満員状態でしたが、運良く湖際のテーブルに腰掛けました。 それにしてもエメラルド・グリーンの湖は透き通っていて綺麗な水質を保っています。 ![]() 食後は相も変らず湖畔の散歩となりますが、このシーズンはこの周辺に生息している ブルー・ベリーの成長具合も気になる処です。 これも面白くて湖北側の日が当たる斜面にしかなっていないのですが、日当たりが良すぎる場所にも ありません。それに湿気も影響がするのでしょうか、半日向で少し湿気がある所を好むようで、 纏まって生息している場所にはもうどこまで続くのだろうかと思うほど鬱蒼として生えています。 ![]() 唯、時期が未だ早かったのかポツポツをしか見当たりません。 ![]() これは野イチゴ。 未だ緑色の小さな実をつけているのも多くこれからと云った処でしょうか。 この実は野生動物も食べるので、彼らが採取している可能性もありますね。 夕方近くまでブラブラ散歩をしたので、もうお腹が空いて来ました。 街まで戻ってくると中央の広場で夏祭りの真っ最中、屋台が出たり、色んな催物をやっていて 多くの人々で賑わっています。 ![]() ちょっと見た子供達によるチロルの踊りは中々可愛いらしいものでした。 それにしてもこの街は明るくて豊かな感じです。 街中のホテルやお店、そして住宅にも家々は色とりどりの花々で飾られ綺麗に手入れをしています。 暫く休んだ後、久しぶりに、とあるステーキ・ハウスへ行く事にしました。 それは3年ほど前に知り合いの料理を研究している人から「ここは美味しいよ!」と聞いて 行った事があるのですが、もし知らないで行ったら絶対に入る事はない雰囲気の店構えです。 このレストランは住宅街を抜けたちょっと辺鄙な所にあって、野放しの空き地みたいな奥に 古い石造りの建物が建っていて、どう見ても怪しげで山賊がいても可笑しくないような雰囲気を 醸しだしています。 ![]() それは450年ほど昔の水車小屋を改装した建物で如何にも人が来るのを拒んでるかの如しです。 ![]() 今は夏場なので外にも客席がありテントも立っているので少し賑わいもあって入り易いのですが、 最初に来たのは秋口だったので人気もなく薄暗い感じで最初は入るのをためらったくらいでした。 店内はもっと薄暗く本当にステーキ屋でなかったらヤバイ感じですが、古い水車の一部やフイゴなど そのままの姿で中々良い雰囲気で歴史の重みを醸しだしています。 肝心のステーキもとても美味しく頂くことができました。 ![]() 当初、今回の第一目的はリヒァルト・シュトラウスのお墓を訪問する事でしたが、もうほろ酔い気分のなか 日も暮れてきたので、今夜は何処かで一泊してこの宿題は明日まで持ち越すことにしました。 by Atelier Onuki ~ホームページもご覧ください~ 応援クリックありがとうございます! ![]() 人気ブログランキングへ
by Atelier-Onuki
| 2013-07-16 04:31
| ミュンヘン
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