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快晴の土曜日は

明けて土曜日の朝は快晴です。
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こんな日はこの国では太陽を思いっきり浴びなくてはなりません。
冬場は殆ど太陽が出ないのでこの時とばかりドイツ人の殆どの人達は日光浴に出かけます。
今の内に一杯太陽の光を浴びてビタミンを補給しておかなければカッケに掛かる危険性があるそうです。

最寄りの駅から山方面を目指してBOBに乗り込みましたが、案の定もう超満員の状態です。
この路線は大好きなのですが、週末は座れない事を覚悟の上です。
小一時間ほどで途中のシリアー湖に着きました。
ここで大勢の乗客が降りるのでここからは座れるのですが、今日はたった一駅先に行くだけです。
それでも湖沿いに走る車窓からの眺めは気持ちの良い風景です。

一駅先のFischhausenからは乗り合いバスでシュピッツィング湖まで向かいますがこれも勾配が結構キツイ坂道を登り、
途中シリアー湖を上から眺めながら登って行きます。
このシュピッツィング湖の周辺の散歩も心地良いですし、ロープ・ウェイやリフトに乗って結構本格的な山にも登る事もできます。
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湖畔にはもう大勢の人が水遊びをしたり芝生に寝そべったりとノンビリ楽しんでいます。
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これから暫くバスに乗ることになりますので、取りあえずはゆっくりと朝食をとることにしました。

今日の目的はここから更に一日に二本だけ運行しているバスに乗って山を半周しテーゲルン湖までのルートを楽しむ事でした。
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これは数年前に停留所に付いていた時刻表で偶然見つけて試しに乗ってみたのですが、とても心地よいルートだったので又乗りたかったからです。
そのルートはハイキングとサイクリング用の細い道で、車を制限するために有料道路になっています。
その為バスもこの区間は追加で別料金を徴収するのですが、これがたったの50セントと可愛いものです。
バスは一台通るのにギリギリの細い道を渓流に沿ってドンドン南下して行きます。
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最初は小川らしい小川が見え隠れする草原を走り、次第に森へと入り、途中には渓谷もあってバラエティに富んだ景色を楽しむ事ができます。
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バスは殆ど貸しきり状態ですが、一番南のValeppと云う所はハイキング・コースか山小屋があるらしくここで降りる人もパラパラと居ます。
もう歩いても直ぐオーストリアと云う所まで来ました。
ここから今度は別の川を上流に向かって北上します。
途中、バスはテーゲルン湖方面から来ているバスに乗り換えです。
湖の南側、旧市街地で下車、ここからブラブラと湖畔を散歩しましたが、湖畔沿いの公園やホテルには花も一杯植えられていて、
雰囲気も明るくこの街の豊かさも感じられました。
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遅い昼食を取って、この夜はメータのオープン・エアでの演奏会があるので早めに帰路に付きました。
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テーゲルンは始発駅なので座る事ができたのですが、結局はまた超満員の状態になりました。
その上にもう酔っ払ってノリノリ状態の若者グループも、これが途中からギターを伴奏に皆で歌いだす有様で車内はえらく賑やかな事になりました。
他の乗客も疲れていて嫌なはずなのに、結構な年配の人達まで含めて段々とこれにノリ出して一緒に歌いだす人達もチラホラ・・・
ありゃ~こりゃダメだと諦めてフテネをしていました。

もう家に着くとグッタリ・・・ヌルイお風呂に入って、ビールを飲んだら、もうメータはドンドンと遥か彼方まで遠のいてしまいました。


by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2013-07-30 23:21 | ミュンヘン | Trackback | Comments(0)
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