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「ドナウエッシンゲンそしてマイナウ島へ」

今朝もショボショボと冷たい雨が降っています。
ラインの滝へはお天気が予報されている明日にして、今日はドナウエッシンゲンへ向かう事にしました。
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「美しき青きドナウ」あのシュトラウスの有名なワルツは大好きで、子供の頃から遠い遠いドナウへの淡い憧れを抱いていました。
ドイツ語でドナウと云うのも好きですが、英語でのダニューブと云う響きは更にロマンに溢れていてそそられます。
ドイツを源にオーストリア初め10カ国を流れるこの川はヨーロッパでヴォルガに次ぐ2番目に長い川で
遠く黒海に注いでいると思うだけでロマンがかき立てられます。

そんなドナウの水が沸いているドナウ・クヴェレと云われる源泉を一度は見たいなぁと長年思っていました。

実は本当の源泉は更に奥の山の方から流れて来るらしいのですが、長年この泉が源泉だと云われて来ました。

しかも現在は工事中という事ですが、折角なのでそんな事はお構いなしに行く事にしました。

鄙びたドナウエッシンゲンの駅からダラダラと下っていくともう直ぐに川が見えて来ます。
唯、この川は未だ“ドナウ”と言う名称ではなく“ブリガッハ川”と云う支流でドナウとは似ても似つかない名前の川です。

ここから下流に1.5kmほど行った所でブリーク川と云う小川と合流した所からドナウと云う名称が始まります。

橋の袂には案内看板が立っていて、何だか日本語も書いてあります。
よくよく読んでみると何と斉藤茂吉先生もこのドナウに興味があったようで、ミュンヘン留学中にこの地を訪れておられます。
それもちょうど90年前の4月19日と同じ日にちでした。
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彼が後々旅行記の中で初めて紹介し、日本でもこの地の事が知られるようになったそうです。
彼を記念して川沿いの合流点まで続く素敵な小道は“Mokichi-Saito-Weg”と名付けられています。
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その看板のすぐ前には彼が滞在されたホテルも健在です。
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橋を渡ってすぐ目の前の裏庭に源泉がある教会へ向かいました。
案の定、工事中の教会は入り口以外、金網のフェンスが張り巡らされガードされています。
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ここで怯んではいけません、一箇所少し開いていた隙間から侵入し穴ぼこだらけの工事現場を裏庭へと向かいました。
未だ工事途中の欄干へ上ると真下にその泉は存在していました。
木の囲いが施されその原型は想像するしかありませんでしたが、水草が茂った円形の泉はコンコンと湧き出ていて水の透明度も高く、
「オォ~この水が黒海まで流れていくのかぁ~」と感慨深く眺めていました。
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隣の宮殿には綺麗に手入れされた庭が見えていますが、ここも城主が住んでおられるとかで入る事ができません。
ここの公爵も力があったようで、モーツァルトやリストが招待され演奏会を行ったそうです。
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さて、川まで戻って茂吉が歩いた心地よい小道を下流へと下って行きました。
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まだブリガッハと云われる川は水がとても澄んでいる清流です。
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ちょうど泉の辺りまで来ると祠が建っていて泉から流れてきた水がそこから川に流れ込んでいます。
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小道の右側は自然のまま残された公園が広がっていて、昔は先程の宮殿の庭続きだったところを今は一般に開放しているようです。
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途中橋を渡り牧場沿いに延々と歩きました。

やっと対岸に記念写真を撮っている人影が見えました。
そこにはそれらしき石像も建っています。
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その三角州の先端からいよいよドナウの始まりです。
感慨深く下流に目を移すと、目の前には高速道路が横切っていて厳しい現実に引き戻されます。
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手前の土手には「Donau」と書かれた石碑が建っていて上には2779下には610と刻まれています。
恐らく河口までが2779kmで、ここまでが610kmと推測されますが610kmって何処からのことなのでしょうか・・・???が幾つも付きました。
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とは云え「まぁ未だ交通手段が厳しかった90年も前にわざわざ茂吉が訪れたのか~」と、感慨深く思いに慕っていました。

再び延々と小道を引き返しササッとお昼を済ませ、未だ時間がたっぷりあるのでコンスタンツまで引き返して、今度はマイナウ島へ向かうことにしました。

この島は別名「花の島」と呼ばれボーデン湖周辺では一番人気の観光スポットかも知れません。
まぁ花好きの私としては行かない手はありません。

この島はスェーデンの公爵が所有されているそうですが、島全体を花で埋め尽くして一般に公開されています。

路線バスは島の入り口、橋の手前まで行ってくれます。

入場料は18ユーロとちょっと高く感じましたが、入ってみるとなるほど島は広大だし、
良く手入れされた木々や花々は管理が大変だろうし入場料だけでは到底賄い切れないだろうなと感じました。
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庭園は高低差もあって変化に富んでいます。
途中の温室には熱帯の蝶々が放し飼いにされていて楽しめます。
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二つあるお城も立派な建物ですし、何と云っても花の植え込みが豪華で堪能できます。
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特にお城下の噴水から土手に植えられた花々は“コレデモカ“と云わんばかりの豪華さで圧倒されます。
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児童公園のそばには孔雀やヒヨコの形に花々が植えられていて愛嬌があります。
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もう少しノンビリと過ごしたかったのですが、お天気も今一パットせず、寒さも加わって早めに切り上げました。

処でバス停にはボタンが設置されていて、自分が行きたい方面のボタンを押しておかないと、
ここまでバスが入って来ないで幹線道路を通過して行きます。
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この日は既に待っていた人が押していてくれたので、何なきを得ましたが知らないと長らく待つ羽目になっていたことでしょう。

あぁお腹が空いた・・・
夕食はコンスタンツ唯一の日本レストランへ行くぞ!!


by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2014-04-23 23:18 | Trackback | Comments(0)
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