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「エングの楓」

朝のミュンヘンは深い霧が立ち込め20mほど先も霞んで見えないほどでしたが、
今日の目的地”Eng“は晴れの予報なので出かけることにしました。

ここへはもう何度か行っていて、以前にもこのブログで書いたことがありました。

ここはチロルに入った所に位置していて、谷間に広がる楓の紅葉が見事です。
「エングの楓」_a0280569_16474458.jpg

例によって最寄駅からBOBに乗り終点のLenggriesまで1時間ちょっと、
途中標高が高くなるにつれ霧の塊を突き抜けるとパッと晴れ間が広がりました。

ここからバスで更に1時間ちょっとですが、この日は30分以上も遅れてやって来ました。

運転手の説明によると途中ダムの補修工事をしているそうで、すごい停滞だったそうです。

まぁそれも覚悟で乗り込みましたが、お天気が良いせいかほぼ満席で埋まりました。

なるほどダムが近づくとノロノロとスピードダウンし中々前に進みません。

その間運転手さんは気を遣って、あれやこれやダムや人造湖について説明していて、
何だか観光バスにでも乗っているような気になりました。

工事現場を抜けるとさすがにスピードを上げビュンビュンと飛ばしはじめました。

もうその役目を果たしていない国境もあっけなくスルーです。

この辺りからは川沿いをグニャグニャと曲がりながら登って行きますが、
この川もイザールだそうで、
微かにエメラルドグリーンに染まった水は透明度が高く何だか飲めそうに思えてきます。

丘陵を大きくカーブしエングの谷間へと入ってきました。

もう色付きはじめた沢山の楓が見えて来ました。
また、運転手さんの説明によると今年の夏は寒かったので、いつもより紅葉が早いそうです。

駐車場が近づくとまた停滞が始まり大勢の人たちが訪れて来ているようです。

もうお昼近くになっていたので、取り敢えずは駐車場前のホテルで昼食をとることにしました。
相も変わらずお目当てはカボチャのクリーム・スープでメインに鹿肉のソテーも注文しました。

このスープとても円やかで美味しいのですが、年々味が薄くなって来たようで、
しかも以前は入っていた特産のメープル・シロップもなしで、ちょっとがっかりです。
「エングの楓」_a0280569_16482418.jpg

食後は長閑な散歩道を谷間の集落を目指して歩きだしましたが、
今日はやたらと人が多く谷間が突如銀座の歩行者天国なみの光景でシュールな感じさえしました。
「エングの楓」_a0280569_16484880.jpg

途中で引き返し、反対側の牧草地帯へ向かいました。
実はこちらの方が楓も多く生えているし、樹齢も古い木々が多くその見事な枝ぶりを楽しめます。
「エングの楓」_a0280569_16492638.jpg

ボコボコの牧草地は歩きにくいのですが、ほとんど人影もなく林のように密集している辺りなど、
光までも黄金色に染まっているようで心地よい散歩です。
「エングの楓」_a0280569_16494454.jpg

逆光に照らされた木々は葉っぱがキラキラと輝いて、天国的な気分に浸る瞬間も訪れました。
「エングの楓」_a0280569_16495874.jpg

散歩も堪能してバス停まで戻りました。

出発まで時間があったので、去年も同じことををしたのですがベンチに寝転がり
楓超しに青空を眺めながらi-phoneを取り出しました。
「エングの楓」_a0280569_16502319.jpg

選曲は当然ながらブラームスからです。
去年も3番のシンフォニーでしたが、今回はジュリーニの演奏で、・・・
ゆったりとしたテンポに丁寧で穏やかな表現はこの長閑な気分にぴったりです。

この心地よさ・・・「一本後のバスにしようかなぁ~」と思ったほどでした。


by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2014-10-02 16:50 | チロル | Trackback | Comments(0)
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