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「モネと印象派の誕生展」によせて

フランクフルトで開催されていたイベントも無事終了しやっと安心して眠れる日々が訪れました。

ミュンヘンへ帰る日、泊まっていたアパートの近くに奇妙な建物があって、
以前から気になっていたので寄ってみることにしました。
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ゆっくり眺めてみるとそこには“Goethe Gedenkstätte“「ゲーテの思案所」と看板に書かれていました。
恐らくここに篭って構想を練っていたのでしょうね。・・・
今や回りは住宅街ですが「ゲーテの散歩道」なるものも残っていました。
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さて、もう体はボロボロに疲れていましたが、ちょうどステーデル美術館で開催されていた
「モネと印象派の誕生展」を折角なので覗いてきました。
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階段を上ると入り口からすでにドーンと中央に鎮座している「ゲーテの肖像画」が目に入ってきます。
まぁゲーテ縁の街ですから誇らしく飾られているのでしょうね。
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ここから右手に回り新館の方へ向かうと「モネ展」のエリアに入りました。
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ここではこの特別展の目玉であるジヴェルニーの庭で描かれた「昼食」が入り口正面に展示されていますが、
その周りには15・6人の子供たちが床に座って先生の説明を聞いていました。
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会場のあちこちには、この様に学校から来ているグループがいましたが、
小さい頃からこうして名画に親しむのはとても良いことだと感心して見ていました。
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展示は中規模でそれほど大きな特別展ではありませんでしたが、
「ルーアンの教会」も其々の光が異なる4点が展示されていましたし、
「ウォータールー橋」も3点見比べが出来るよう並べて展示されていました。

この「ウォータールー橋」など素早いタッチで一気に描かれ、
ボッーした淡い色彩の中にも雰囲気は充分表現されていて具体的に描かれていない分、想像が膨らんでいきました。

その他にもピサロやシスレーはやはり目を引きつける作品でした。
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特別展を見終え、最上階に展示されている常設展も観て周りました。
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ここでは何と云ってもフェルメールの「天文学者」が群を抜いて素晴らしい作品でした。
このテーマの絵はルーブルにも展示されているのですが、2枚目を描いていたとは知りませんでした。
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まぁ体はボロボロ、歩く足取りもフラフラしていましたが、
モネを初め気持ちが安らぐ絵画に出会い段々と癒されて行くようでした。




by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2015-03-15 19:37 | ドイツ | Trackback | Comments(0)
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