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「イヴェントの後」は・・・

先週末はフランクフルトでのイヴェント終えた東京からの出張者、
それも女性ばかりの3人がミュンヘンまで訪れてくれました。

折角なので私の大好きなガルミッシュ・パルテンキルヘンまでご案内しました。

列車は平日と云う事もあってガラガラ・・・快適に南に向かって走りました。

途中シュタルンベルク湖を通過する時は運良く遠くにキラキラと輝く
アルプスの山々がクッキリとみえて「キャー、キャー・・・」と少々興奮気味です。

「ワー~羊だ!」、「ワー~雪だ!」と私には見慣れた光景でも東京から来られている人には新鮮に写るようです。
座席も車窓からの景色によって右に左にと移りながら1時間20分の道のりもアット言う間に到着しました。

ここからはバスに乗り継ぎアイプゼーを目指しました。
バスは途中わき道の村々に寄りながら40分ほどの行程で到着です。

ここでも「ワー!ワー!」と連発で気に入って頂いたようです。
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湖は未だ凍っていてあの独特で透き通ったエメラルド・グリーンは見ることができませんでしたが、充分に楽しんでもらえたようです。
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湖畔のホテルで昼食を取り、ポカポカ陽気に誘われてお茶の頃はテラスに出て心地よい日向ぼっこを楽しんでいました。

一息入れて湖畔を散策、アップ・ダウンの道のりを奥の“Untersee“に掛かる橋を目指して歩きました。
橋の袂は暖かいのか氷が解けていてやっとエメラルド・グリーンの水が現れました。
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木漏れ日のなか心地よい散策ですが、あちこちで写真を撮っていて中々前に進みません。
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所々にはエリカがその可憐なピンクの花を咲かせていて、ここにもユックリと春が近づいて来ているようです。
この対岸から眺めるツークシュピッツは特に綺麗な眺めなのですが、
途中からは道が凍り出しタウン・シューズを履いている人もいたのでホテルまで引き返しました。
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さて、折角ここまで来たのでツークシュピッツへ登ることにしました。
ちょっとシーズン・オフなのか20分ほど待ってやっとロープウェイが到着しました。

中からはなんと車椅子に乗って足にギブスを巻いたスキーヤーが救急隊に連れられ一人降ろされて来ました。
ヘルメットを被った中々レヴェルの高そうな人でしたがヤッチャッタようです。
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ロープウェイの中でもその勇壮な光景に「キャー、キャー!」と言いながら写真を撮っていました。
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頂上に到着しテラスに出ると正面には「ドイツで一番標高の高いビアガーデン」と書かれた看板が立っていてちょっと微笑ましい光景です。
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その先には白銀のパノラマが広がっていて、余りに雄大なアルプスの山々に見とれた3人の女性たちは、この辺から言葉を発しなくなりました。

さらに階段を登り大きなテラスへと出ました。

ここからはゴールドの十字架が立てられた正真正銘の頂上が直ぐ横に迫り、360度のパノラマを楽しむ事ができます。
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手摺は付いていますが眺めるだけでもちょっと怖くなるほで、良くもまぁこんな所で工事が出来たものだと感心します。

テラスの奥の方にあるブリッジを渡るとそこはもうオーストリアです。
オーストリア側のエアヴァルトからもロープウェイが付けられています。
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ブリッジの前には仲良く向かい合わせで“Freistaat Bayern”「自由国家 バイエルン」 と“land Tirol” 「チロル・ランド」と書かれた看板が立っていて
国境であることを示すと同時に国名ではなくお互いに地方としての誇りを強調しているようです。
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さて、ロープウェイを乗り継ぎ氷河の方へ降りて行きました。
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ここはスキー場で未々パウダー・スノー状態です。
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我々以外は殆どがスキーヤーでしたが、ポカポカと暖かかったので暫くは安楽椅子にゴロリと座り込み真っ白な世界を楽しんでいました。
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帰りは登山電車に乗り込みゴトゴトとユックリとしたテンポでガルミッシュまで戻ってきました。
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とっぷりと陽も傾き、夕食はお目当ての水車小屋跡を改装したお店を目指しましたが、生憎この日は定休日で、諦めてミュンヘンへ戻る事にしました。

結局はフラウエン教会脇のソーセージで有名な店で最後の晩餐会を催しました。
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昨日お見送りをして帰って来ましたが街路樹の脇にはクロッカスが大きく花を広げて、
確実に春が来ていることを告げていました。
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by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2015-03-19 04:43 | ミュンヘン | Trackback | Comments(0)
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