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「オッテルローの村で」

ヌエネンを後にしオッテルロー村へと向かいました。

ここに一泊して次の日は朝早くクレラー・ミュラー美術館へ行くつもりです。
この村はオッテルローの森の入り口に位置しているので美術館まで直ぐの距離です。
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小さな村ですがここも家々がレンガ作りで味わいがあり外国感が満載で伝わってきます。
通りにはゴッホの横断幕や看板が取り付けられていて、生前は変人だった彼に対し冷たくあしらっていたにも関わらず、
今は如何に彼のことを誇らしく思っているかが伝わって来ます。
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ホテルも二軒しかない小さな村ですが、その一軒のしかも素泊まり用の別館に泊まる事にしました。
それでもかつては館だったのでしょうか立派な建物でした。
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夕食まで時間があったのでその辺を散歩してみました。

この村も清閑な住宅地で、小さな前庭には各々が花壇を供えていて、
中には可愛らしい噴水を設置したりで綺麗に保たれています。
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それに床から30cmほどから天井まであるオランダ特有の大きな窓にはカーテンなど取り付けてなく家の中が丸見えです。
中には裏庭まで見通せる家まであって、時折行き来する住人の姿が影絵のように映ります。

これには「我々は悪い事をしないのだ!」という宗教的バックグラウンドがあるそうで、
「オランダ人の戸棚」という諺があるように家の中は本当に綺麗に整頓されています。

ここにも茅葺屋根の家がノスタルジック満載で佇んでいました。
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大きな館なども点在していて、フムフム~オランダも中々豊かな国なのだなぁと思いしらされました。
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夕食は他にチョイスするほどの店がないので結局はホテルで取ることにしました。
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ちょっと遅めに行ったのですが、中々の混みようでやっと奥の一席を確保できました。

何時ものごとく自動的にトリ・ビーを早々に注文し、メニューに目を通していました。

オランダでビールと云えばハイネケンで最もポピュラーなビールです。
これはドイツでも何処のスーパーに行っても売っているのですが、
そのシャバ・シャバで愛想のない薄味は余り好みではないので普段は飲む事がありません。

ただ、出てきたハイネケンは“生“・・・
フムフム・・・ オッと ・ 美味しい ・ グビグビと一息に・・・
料理を注文する前には二杯目を頼んでいました。

料理は鮭が入ったラビオリでまぁイタリア風か・・・
付け合せにはこれまたオランダ特有のコロッケ・・・これが美味しい。

オランダ人はコロッケ好きで町には至るところにコロッケの自動販売機があるほどで、
それもインドネシア風とかお米のコロッケとかまであって種類が豊富です。

一方、別盛の皿にはグリルされた大ジャガイモがホイルに巻かれて鎮座しています。
上からサワークリームがタップリとかけられていて、これも美味しい一品です。

先ほどまでゴッホが描いた「ジャガイモ」に親しみ、今はこうして「ジャガイモ」を食べていて、何だかあの絵の中の農民になったような気分になりました。
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さて、明日はクレーラー・ミュラーへ向かうぞ・・・




by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2016-10-13 23:36 | オランダ | Trackback | Comments(0)
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