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「クレーラー・ミュラー美術館へ」

翌朝は早く起きてしまったのですが、さしてやる事もないので早々に朝食をとりにホテルへと向かいました。

ビュフェ形式ですがオランダの朝食は大抵充実しています。
コーヒーは作りおきをポットで持ってくるのではなく、注文を取りに来てくれちゃんとした味のコーヒーが出てきました。

それに牛乳は日本の牛乳瓶の姉さんみたいな容器で出てきましたが、
さすが酪農国家だけあって濃厚でしっかり味がついた美味しい牛乳でした。

パンも種類が多くプチ・クロワッサンやチョコ・クロワッサンまで揃えフランス並みの美味しさです。

ハムはドイツも美味しいのですが、これまた違う味覚でコンビーフに似たような一枚はとても気に入りました。

さあ、ゆったりと朝食をとった後、いよいよクレーラー・ミュラー美術館を目指しました。
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この村からは乗り合いのミニ・バスが運行されていますが、
デ・ホーヘ・フェルェと言う国立公園内を通過するバスなので、
先ずは公園への入場料も含めて支払わなければなりません。
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公園のゲートを入ると延々と森や草原が続きます。
このオッテルローから入るルートは初めてでしたが、これは近くものの10分足らずで美術館の近くへ到着しました。
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駐車場を抜けると直ぐに美術館に到着しますが、もうパラパラと訪問客が集まってきています。
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この美術館は森の中に忽然とあるので自然に囲まれ心地良く観賞ができます。
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クレーラー・ミュラー家が集めたゴッホの作品87点を中心に開設されましたが、
その他、1点づつですがモネやセザンヌ、ピサロにシスレーなどの名画も所有しています。

それに何と言っても広大な敷地にくり広げられた彫刻の屋外展示が圧巻です。

箱根にある「彫刻の森美術館」はここをモデルにして計画されたそうです。

さて、混み合う前にと早々にゴッホを展示している部屋へと向かいました。

廊下奥の黄色い壁面には特別展らしく「ゴッホの初期」とタイトルが付けられています。
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その為か普段はゴッホだけの部屋に展示されるべき、「夜空のカフェ」を初め代表作の数々が廊下に追いやられ展示されています。
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額縁も昔は彫刻が施されたゴールドの立派なものでしたが、今は木製のシンプルな物で統一されています。
最初は「エッ!これってひょっとして複製画?」とちょっと疑ったほど安っぽい感じです。
それでも気を取り直してジックリと観賞していました。
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初期の作品ではこれも代表作の「ジャガイモを食べる人々」が展示されていますが、
ここにある絵は2枚目に描かれた作品で、3枚目の完成作はゴッホ美術館にあります。
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ヌエネンの教会を描いた一枚や、ミレーの「晩鐘」の模写も描いていました。
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展示を見終えましたが何だか物足りなさを感じていました。
それもそのはず普段は展示されているはずの「アリスカンの落ち葉」や
「郵便配達夫ルーラン」、それに「アルルの女」などの主要作品が欠けています。

初期の作品を展示している間、どこかへ貸し出しているのでしょうか?・・・
それに私の大好きなモネの「アトリエ船」も不在です。・・・

ちょっと不満足な気分になったので、カフェテラスで一息入れました。

気分転換にと彫刻が展示されている裏庭へ回りました。
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建物を出て直ぐ目に入ってきたのは‘イサム・ノグチ“のモダンな作品です。
曲面と直面を品良く融合させたシンプルな作品ですが、同じ日本人としては嬉しくて誇らしく見入っていました。
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この庭には他にもロダンを初め、マイヨールやブールデル、ムーアと錚々たる彫刻家の作品が無造作に自然の中に解けていました。
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この先にも延々と広大な敷地が連なり、モダンな作品があちこちに設置されていますが、
もうこの辺のモダン作品は私の理解の範囲を超えていて、唯々フ~ン!ヘェ~と眺めているだけでした。
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グッタリと疲れましたが自然の中を歩けたので気持ちはまだ元気でした。

時間もあるのでアーネムに向けて出発しました。

このオランダ中都市のアーネムへは昔ちょっとだけ立ち寄ったときに、好印象を持ちましたので、今回は少し街中をブラついてみる事にしました。

中央駅から繁華街へブラブラと出ましたが、若い人も多く中々活気があります。
田舎の中都市ですから特有の寂しさ感も漂っているのですが、さびれてはいません。
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建物も何処となく特徴的で、アール・ヌーヴォでもなくユーゲント・スティールでもないオランダ独自のスタイルでしょうか。
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何時の時代に建てられたのか分かりませんが、その当時はモダンだったのでしょう。

それでもこのレトロな建築物にはどこか懐かしさと暖かさを感じさせてくれました。
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ブラブラ歩いているとジャガイモを皮ごと無造作に潰しているフライド・ポテト屋に遭遇しました。
人気があるらしく数人が並んでいます。
ソースも30種類ほど書いてあってどれにしようか迷いますが、カレー・ケチャップを選び注文しました。
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出来立てのポテト・フライは事のほか美味しく、冷えだした体がジワジワと温まり元気が回復してきました。

さあ、これでデュッセルまでの帰り道も頑張れそうです。

まぁ考えてみれば今回は“ジャガイモ”に始まり“ジャガイモ”で終る楽しい旅でした。


by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2016-10-15 00:31 | オランダ | Trackback | Comments(0)
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