先日の日曜日は爽やかなお天気だったので、グラーフェンベルクの森でも散歩しようかとブラブラ出掛けました。
路面電車で最寄りの停留所に着くと、森の中にある競馬場へ行く臨時のシャトル・バスが運行していました。 これは、月に一度ほど開催される競馬がある日にだけ運行されます。 「コリャ楽チンだ!」とイソイソと乗り込みました。 散歩に来ているのに何をしているのか良く分かりませんが、 「人ってどうしても楽な方へ流れがちだから!」と都合の良い言い訳を勝手にしていました。 バスは既に混んでいましたが、競馬場に着くと、競馬場内は溢れんばかりの人が来ています。 それにツバの広い帽子に、ロングドレスと着飾ったご婦人たちもたくさん見受けられます。 まぁ思い様によってはちょっとマイ・フェアレディのワン・シーンの様でもありますが、 ヘプパ-ンほどの方には遭遇できませんでした。 ![]() 唯、今日はちょっと大きなレースがあるようで、 良く見るとメインレースは「Henkel Preis」とあり日本でも販売されている 化学製品会社の「ヘンケル杯」がこれから出走するようです。 入場料は10ユーロ、これには2ユーロ分の馬券がオマケで付いているようです。 それにしても1レースを見るだけなのに10ユーロはちょっと高い。・・・ 「そうだゴルフ場のクラブ・ハウスへ回ろう!」と一計を案じました。 ここは普段ゴルフ場が併設されていて競馬がない日はレーンの内側もコースとして使われています。 クラブ・ハウスも競馬場のすぐ隣で、ここだと自由に出入りすることができます。 馬が右往左往するパドックの脇を通り、クラブ・ハウス脇の通路に回るとシメシメ予想通りだれもコントロールをしていませんでした。 考える事は皆同じで何人もの人が既に集まっていました。 ここだとフェンスの至近距離まで近づけるし、次のメイン・レースのスタートはこの辺からです。 ![]() ![]() 出走する馬達がパラパラとレーンに集まりだしました。 ![]() 未だ開けっ放しのスタート・ゲートを颯爽と走りぬけ、メイン・スタジアム辺りでお披露目をしているようです。 再びすごい勢いで戻って来ましたが1kmほど走りぬけ、どうもウォーミング・アップをしているようです。 それにしても馬が颯爽と走る姿は迫力もあり精悍で、ジョッキー達の衣裳もカラフルで綺麗です。 「そういえばデュフィも競馬場の絵をたくさん描いていたなぁ~」とそのシーンを思い浮かべていました。 いよいよゲートもセッティングされ馬達を誘導しようとしていますが、どの馬も興奮をしていて中々入ろうとはしません。 ![]() 中には馬に振り落される騎手もいたりで大変です。 ![]() 落ち着きだした馬から一頭一頭とゲートに入っていきますが、中には頑固な馬もいて最後まで抵抗をしています。 ![]() やっと全ての馬がゲートに入りきったと思った瞬間、 「Achtung!」と声が掛かり間髪を入れずにスタートが切られました。 ![]() ![]() スタートの写真を撮ろうと構えていたのですが、あっけに取られ、 続けて撮ろうとしたらもう遠くまで走り去っていて、私のコンデジでは追いつきませんでした。 ![]() 馬は16頭立てで2200m、これだけいると迫力があります。 あっという間に第4コーナーを回って直線コースに入ってきました。 ![]() ここでも写真を撮りましたが1枚だけしか撮ることができず、 「ワ~ッ!」と大歓声の内レースは終了してしまいました。 ![]() もう何番の馬が勝ったのやら分からないままボチボチと立ち去りました。 途中、隣にある野生の動物公園へ向かってブラブラ歩いていると、場内からドイツ国歌が流れてきました。 どうも表彰式をしているようで、たぶんドイツの馬が勝ったのでしょうね。 まぁお天気も良かったし、馬たちも綺麗だったし楽しむ事ができました。 次回は8月20日開催だそうですが、また見に行ってみようかな ・・・ by Atelier Onuki ~ホームページもご覧ください~ 応援クリックありがとうございます! ![]() 人気ブログランキングへ
by Atelier-Onuki
| 2017-08-10 23:25
| デュッセルドルフ
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