「Ticket 2000」 は優れもの

ここデュッセルドルフの市内交通機関は「Rhein Bahn」という半官半民のような会社が運営していて、
チケットの種類も利用する人のニーズに合わせて多種多様の種類があります。

私はその中の“Ticket 2000”というチケットをいわゆるAboで年間契約をしているのですが、
これがとても便利なチケットです。

これは距離にあわせてA~Dまでの4種類の値段に分かれていますが、
普段は市内しか乗らないので私のは一番安い“A”のチケットで76ユーロほどです。
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まず市内の路面電車を始め地下鉄、バス、国有鉄道が乗り放題です。
これが夕方19時を過ぎると大人2人、子供3人まで同乗することができます。

これだけでも優れものですが、更に貸し借りが自由なのです。

更に週末や祝日ですと、このノルト・ライン・ヴェストファーレン州全域が乗り放題となります。
この州は広いので相当乗り応えがあります。
唯、ケルン方面はイジワルで南へは途中までしかフリーで行けません。

そんな中、先日、停留所の案内版をボーッと眺めていたら、
このRhein Bahn と提携しているVRR(ライン-ルール運輸連合)の路線図が掲示されていました。

よく見てみると何とオランダのアーネムまで範囲内として載っているのを発見しました。
そう言えば最近、アーネム行きの真新しい列車が通過するのを時々見かけていました。

そうか、これは一度試してみない手はないとばかり、乗り込んで見ました。

これはデュッセルドルフ発でアーネム行きの専用列車で、最近オランダの運輸局と提携したようです。

車内は新しいだけに綺麗です。
アーネムまでは1時間50分と結構な距離を走ります。

国境のエマーリッヒに着く頃にはすっかり疲れていますが、
さすがこの辺からは景色も俄かにオランダっぽくなってきて、
長閑な牧草地を背景にレンガ作りの可愛い家々が点在し始めます。

アーネムに近づいたころ、やっとオランダの車掌さんが回ってきました。

この“Ticket 2000“で行けるのか確信はなかったので、
追加料金を払うのを覚悟でハイとかざして見ると、ホイと紙のカードをくれました。

よく見るとそれは QRコード付きの「Key Card」と書いてあります。

ははぁ~、ドイツ側では列車に乗るのに改札もなく自由に出入りができますが、
オランダは最近になって自動改札が導入され、チケットがないと開かないシステムになっているようです。

自動改札にこれを当てると気持ちが良いほど簡単にサッと開きました。
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いやぁ~、ありがたいものです。
こんなに遠くまで無料で来られるとは感無量です。

アーネムの駅は最近改装されたようで、曲面を多く取り入れた建物はモダンで天井も高く心地よい空間です。
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この日はお天気も良かったので、昔訪ねたことがあるオランダ村(open Air Museum)へ行ってみることにしました。

ここは言わば明治村みたいな所で、オランダのホステンボスといった所でしょうか。

駅構内のバスターミナルにはミュージアム行きの、これまたレトロなバスが停まっていました。
オランダ人にとっても珍しいのか来る人、来る人がカメラに収めていました。
残念ながらこれは宣伝用らしく、後に停まっていた普通のトロリーバスに乗って向かいました。
それでもこのトロリーバスはオランダではこの街にしか無いそうです。
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バス停を降りミュージアムへはダラダラとちょっとした距離を歩きます。

かつて行ったのは20年以上も前だったので、ひょっとして寂れているのではと心配をしていましたが、
入り口には大勢の人たちが訪れていてホッとしました。

改装もされたようで入り口や周辺の建物も真新しい感じです。
取り合えずはレトロな路面電車に乗って一周してみることにしました。
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この停留所も改装されたようで綺麗になっていました。
電車も古いタイプの何種類かが頻繁に運行しています。
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ミュージアムは広大な敷地に昔の街並あり、農村ありと点在していて、
当然オランダのシンボルでもある風車はあちこちに設置されています。
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園内にはレストランも何軒かありますし、一日中楽しむことができました。
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帰りはアーネムの街をぶらつき、趣のある街並みを楽しんでいました。
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次回はここでの激戦を題材にした映画「遠すぎた橋」で有名な「ジョン・フロスト橋」も
訪ねてみようかなと思っています。

夕食も済ませデュッセルドルフに着いたのはもう10時を過ぎていてグッタリと疲れていました。

やはりアーネムは遠い街でした。




by Atelier Onuki
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by Atelier-Onuki | 2017-10-07 00:34 | デュッセルドルフ | Trackback | Comments(0)
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