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パウル・クレーさんのこと


今日、PCを付けGoogleを開いたら素敵なグラフィック処理をされたグーグルの窓が目に入ったので開けてみると、
それはパウル・クレーが139歳の誕生日である事を知らせていました。

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パウル・クレー ・・・ 私の大好きな画家 ・・・

大好きだけに留まらず彼の絵から随分勉強をさせて頂いた偉大な師でもあります。

まあ残念ながら直接は学ぶことは出来ませんでしたが、私の絵描き、
特にデザインの世界を学ぶのに大きな影響を受けました。

それは未だ美大の受験を目指していた頃からで、どうにも上手く配色できなかった頃でしたが、
彼の絵から色使いを学んでみようと試みてみました。

彼の絵は油絵にしろ水彩画にしろベタには着色していませんが、作品の中から明るい絵を選び、
なるべく近い色を作っては、何十色も絵の具皿に溜めていました。

そしてどのような配色をしているのか各色のパーセンテージをある程度割り出し、
それと似たような割合で自分が考えた画面に配置していきました。

それ以降、今まで余りパッとしなかった色合いが見違えるように良くなっていきました。

クレーさんのお陰でデザインをする喜びを教えて貰ったようです。

処で、今連載しているコラムのタイトルも、実はクレーさんの絵からヒントを得たものでした。

それはケルン駅前のMuseum Ludwigにある「Hauptweg und Nebenweg」
(中央道と脇道)というタイトルの絵ですが、
中央、上向かって延びている道の周りに脇道が絶妙なバランスで絡んでいます。

それらは細かく色分けされていて、何だか人生の色んなシーンを表しているようで、
メインの道を歩むのも大事だけれど、脇道も素敵なんだよと言っているようです。

パウル・クレーさんのこと_a0280569_1515346.jpg


脇道や寄り道が大好きな私ですし、コラムの内容も一つのテーマがあるわけでもないし、
あっちへ行ったりこっちへ行ったりと気ままな内容になるので、迷わず「Nebenweg」
(寄り道)と付けました。

このデュッセルドルフでも教鞭をとられていて、彼のアパートが未だ残っています。
このことは別のブログでも取り上げたことがありました。

それにしてもKlee (クローバー) ・・・ 名前が良いですね ・・・

その内、ベルンにあるクレー・ミュージアムへ行きたいなぁ~



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by Atelier-Onuki | 2018-12-19 01:58 | 絵画 | Trackback | Comments(0)
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