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ボルツァーノにて

ウルリッヒからはバスで鉄道駅まで移動するのですが、乗継まで時間があったのでボルツァーノまで出ることにしました。

この街は大きく中世の面影を残している家並みもあるし、
商店街の目抜き通りには建物と一体化した石作りのアーケードが掛かっていて楽しく散歩することができます。
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荷物を預け、何時もとは違う道をブラブラしていると、遠くにロープウエイが動いているのが見えました。
これはちょっと気持ちをソソラレます。
発着駅を見つけ、買っておいたこの辺のローカルチケットを見せると、
このロープエイにも適応されるそうでこれは行かない手はありません。

自動改札的なものがありますが、グリーン・ランプがついていると何のコントロールもなく、簡単に入ることができました。

このロープウエイはノンビリしたもので次のロープウエイが到着すると、静かにドアが閉まりゆっくりと出発しました。

街中を潜り抜け小高い丘陵地帯を登っていきます。
所々、家がポツンと点在していますが長閑な景色が続きます。
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それでも結構長い時間上ったり下ったりと楽しめます。
頂上が近づいてきましたが、普通ロープウエイの頂上といえば山を想像していましたが、
どうも住宅街のような感じで、ちょっとシュールな気持ちになりました。
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どうもこのロープウエイは上に住んでいる人たちの日常生活で使う交通手段のようです。

頂上駅に降り立つと、直ぐ前に趣のある登山電車の駅がありました。
駅名はドイツ語でOberbozen,とイタリア語でSoprabolzanoと書かれています。
そうかここは上なのでソプラノ(高い声)と同じソプラと付けられているのですね。
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暫く駅周辺を歩くと閑静な住宅街でスーパーも2軒あります。

家並が開けた所からは遠く山々が望めますが、ちょうどスキーをしていたサイザー・アルムの裏側が見えています。
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暫く散策を楽しみ、帰りは行く時にちょっと気になっていたツンツンと突っ立った円錐状の奇岩群を眺ましたが、
同乗していた老夫婦も指差して、あれがエルド・ピラミッド(土柱)だといっています。
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何故、気になったかというと、それはダヴィンチの「モナリザ」で描かれた背景に同じような奇岩が描かれているからです。
これは研究した人がいて、ダヴィンチ村の近くに実際似たような景色があるそうです。

帰ってきてから調べてみると、やはりこの奇岩は有名なようで、先ほどの登山電車の終点近くRitten独 Renon伊という所に、もっと大きな奇岩群があるそうです。
今度、機会があったら行ってみたいなぁと思わされました。
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さて、街に戻り昼食をとった後、ポルティチ通りアーケードの中にある小さなコーヒー専門店を目指しました。
この店は本当にちゃんと気合を入れて作っていて、美味しいエスプレッソ・マッキャートを頂きました。
それなのに1.3ユーロと申し訳ないほどの値段です。
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イタリアは本当にコーヒーが美味しいのですが、最後に飛び切り美味しいコーヒーを仕込んで一路ミュンヘンへと向かいました。



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by Atelier-Onuki | 2020-02-06 00:22 | イタリア | Trackback | Comments(0)
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