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道端のバラ・・・

今朝も川原を散歩していたら川とは反対側にあるサッカー場のフェンスに沿って自生したバラが綺麗に咲いていました。

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気になったのであちこち見てみると、ここだけではなく川原の土手にもあって、夫々が微妙に色や形が違う種類が咲いていました。

これらは普通のバラではなく平べったい花弁で、ちょっと地味ながら、これはこれで控えめながらも綺麗に咲き誇っていました。

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中には前を通っただけでファ~と甘い香りを漂わせているバラもありました。

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暫く歩くと今度はポビーが自生していました。

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あのモネが描いた「ひなげし」(アマポール?)です。

以前、モネの絵のように「ひなげし」が群生している野原を見つけた事がありました。

これは描きたいなぁと、次の年くらいにスケッチに出かけたのですが、もうパラパラとしか咲いてなく、打って変わって「アザミ」が群生していました。

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この「ひなげし」が咲いている所にポプラが植えられているのですが、周りには無数の新しい芽を出しています。

その生命力の逞しさに感心しながらも、これはそのままにしておくと鬱蒼とした林になってしまうかもと心配にもなりました。

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処でこの「ひなげし」、私は勝手に「けい子さん」と云っています。

何故かと云うと話は私がウィーンに住み始めた、初めての春のことでした。

仲の良かった絵描きや音楽家の人たちと郊外へ遠足に出かけた折のことです。


その内の一人に声楽家で清楚な美人の方がおられました。

彼女は純粋で勉強一筋・・・男友達も居ないし、通称「男っ気なしの・けい子さん」と呼ばれていました。

遠足の最中何かの拍子で「ポピー」の話になったのですが、けい子さんポピーを知らない・・・

暫く歩いていると、何処からか1本のポピーを持った絵描きのKさん・・・

「けい子さん、これがポピーですよ!」と、差し出しました。

けい子さんはえらく感激し、この欲と云うものを全く感じられないKさんがすっかり好きになりました。


結局は彼らは結婚し、今は日本で幸せに暮らしておられることでしょう。

そんな訳で、このこと以来、欲の固まりの私は「けい子さん」と呼ぶようになりました。


さて、近くにはホーランダーと云う木も白い小さな花が真っ盛りです。

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この花からはシロップが取れるそうで、このシロップを使った飲み物と云えば、

真っ先にウィーンのホーフ・ブルクの庭にあるパヴィリオンのオープン・カフェを思い出します。

この隣にはバラ園があって色んな種類のバラが見事に植えられています。

カフェのテラスに座っていると微かにバラの甘い香りが時折漂ってきてウットリとしています。

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さほど美味しくもない「ホーランダー・シロップ」ですが、あのウィーン独特の気だるい緩やかな雰囲気に浸っていると時が経つのを忘れてしまいます。

このコロナ騒ぎがなかったら今頃はこのカフェで休んでいるはずでした。

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朝11時からウィーン・フィルでマーラーの7番、夜はベルリン・フィルでマーラーの6番。

こんな1日でウィーン・フィルとベルリン・フィルが聴けるなんて十数年に一度位しかない物凄い機会だったのに~


by Atelier-Onuki | 2020-05-10 23:34 | デュッセルドルフ | Trackback | Comments(0)
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