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デュッセルドルフのヘソ

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ここ1年ほどは何処へも行けないので、デュッセルドルフ市内をウロウロ散歩しています。

先日は通り名が「Hans-Sacks-Straße」なる中央にグリーンベルトがある広い通りを歩きました。

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ハンス・ザックスとはワグナーのオペラ「ニュルンベルクのマイスタージンガー」に登場するマイスターの親方です。

唯、私個人的にはあまり好きなオペラではありません。

とにかく長い・・・上演時間だけでも4時間半ほどで、単独のオペラでは一番長いのではないでしょうか。

ワグナー唯一の喜劇と云われていますが、ちっとも面白くありません。

それに最終幕でこのザックスが若者に「マイスターとは」と延々と解き明かすシーンがありますが、ここもやたら長くくどい・・・

聴いているうちにやたらと尤もらしい理屈をこねる以前会社にいたドイツ人社員の顔が浮かびヘキヘキしてしまいます。


まぁ気を取り直し散歩を楽しみました。

次に出てきた横道には「Goethestraße」とあります。その次は「Rembrandtstraße」、

さらに「Schumannstraße」と続きこの辺はやたら歴史上の著名人の名が冠されているようです。

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シューマンはこの街で音楽監督をやっていたので分かりますが、ゲーテやレンブラントはなんら縁もなさそうです。


暫く進んでいると歩道に真鍮のプレートが埋め込まれているのに気が付きました。

何だろうと眺めていると「ここがデュッセルドルフのちょうど中央なんだよ!」との声が上から聞こえてきました。

フト見上げると窓からオジサンが顔を出していて誇らしげに喋っていました。

よくよく見るとそこにはデュッセルドルフの地図が中央に、その周りに「地図上、デュッセルドルフの中央」と書かれ緯度と経度が示されていました。

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ちょうど桜(といっても白い桜)も見ごろで楽しい散歩となりました。

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by Atelier-Onuki | 2021-05-10 23:43 | デュッセルドルフ | Trackback | Comments(0)
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