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「パリのモンマルトル墓地」 (ドイツ・ニュース・ダイジェスト12月のコラムより)

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パリでは、モンマルトルの麓に位置するアベス界隈がゴジャゴジャとした下町の生活感が溢れていて好きです。
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この界隈は画家たち縁の地も多いですし、アベス通りを西の方へ下るとモンマルトル墓地が現れます。

初めてこの墓地へ行った時はブラッと立ち寄っただけで、何の予備知識もないまま訪れたのですが、
います、います、数多の著名人たちのお墓が目白押しに出現しました。

この日は寒く、夜にはオペラへも行く予定があったので、後ろ髪を引かれながらも、ここを後にしました。

それから数年後、今度はしっかり調べてから出向きました。
クリシー広場から通りをダラダラ登り、コーランクール通りに入った辺りの階段を降りると墓地のメイン入り口に出ます。

この墓地はかつての石切り場跡に作られたそうで、なるほど地面からは随分下がった所に位置しています。

入り口の番屋には地図がぶら下っていて借りる事ができ、
この裏側には著名人の名前がアルファベット順に載っているので心強い味方です。

広い墓地は木々も多く静かで都会の真ん中とは思えないほどです。
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ここにはスタンダールを初めゾラやハイネなどの文学者や作曲家ではベルリオーズにオッフェンバッハ、
それにドリーブ、画家ではドガ、ダンサーではニジンスキーと枚挙に暇がありません。

ただ、この日の目的はオペラ「椿姫」でヒロインになったヴィオレッタのお墓を訪ねることでした。

陸橋を潜ると左手にあっけないほど簡単に見つける事が出来ました。

屋根の付いたシンプルな墓石には彼女の本名で“Alphonsine Plessis”アルフォンシー・プレシと刻まれています。 
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正面には肖像画もはめ込まれていて、真っ赤な口紅の跡が幾つも残されていました。 
彼女が生きた時代から150年以上も経過しているにも関わらず、今でも彼女を慕う女性たちが多くいることが伺われます。
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彼女の名前はややこしく小説では“マルグリット・ゴーチェ”として登場し、
オペラでは“椿姫”というタイトルにも関わらず“ヴィオレッタ”(スミレちゃん)と名付けられ、
もう一つの “マリー・デュプレシ”という名はいわゆる源氏名で、
その知性と気品の漂う美麗さで当時は有名な人だったそうです。

彼女との実際の出来事を元に小説化したアレクサンドル・デュマ・フィスも近くに眠っています。




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by Atelier-Onuki | 2017-12-19 01:52 | コラム | Trackback | Comments(0)

展覧会と講演会のお知らせ


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来年1月に開催されます2箇所での展覧会のご案内を致します。
また、講演会も各々で予定されていますので併せてお知らせ致します。

ここ数年2回ほど甲子園口のギャラリーで展覧会を開催ましたが、
それ以来すっかり西宮出身の画家なんて事になってしまったようで、
今回はまず兵庫支部の校友会から誘われました。 

この展覧会は2年毎に開催されているそうで、今回が50周年という事もあり招待されました。

会場は灘の「原田の森ギャラリー」で1月4日(木)から8日(月)までです。

講演会は7日(日)16:00時からで「印象派の旅」と題して、
印象派の誕生、そして彼らの足跡を辿ってアチコチへと行くお話しです。

入場は何方でもフリーだそうです。

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一方、甲子園口のギャラリー「アートスペース萌芽」では1月11日(木)から20日(土)まで、
「水彩画からのぞくヨーロッパの風景」と相も変わらないテーマで展示しています。
絵は一部「原田の森ギャラリー」の出展品と重複しますが、こちらの方が若干多く展示します。

こちらでの講演会は「オペラへの誘い」と題して、
オペラの誕生からエポックになった作曲家にスポットをあてながら近代作品までお話をする予定ですが、
新進気鋭の歌手、大賀真理子さんと、輝かしい実績のピアニスト金沢彩子さんの伴奏で
アリアの数々を披露して頂きながら進めて行きます。

こちらは予約が必要で2000円の入場料が掛かります。
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処で、私の予定は「原田の森ギャラリー」へは7日(日)、
「アートスペース萌芽」へは13日(土)と14日(日)、何れも14時ころから詰める予定です。

それでは、皆様 機会がありましたら是非ご来場下さませ。


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by Atelier-Onuki | 2017-12-13 00:43 | 絵画 | Trackback | Comments(0)