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ハイデ(荒地)再び

先月このハイデへ行った時はまだエリカの花がパラパラとしか咲き出していませんでしたが、こりゃ満開になったら綺麗だろうな思っていました。

そこでネットで調べてみると2日ほど前に撮影された写真が載っていて結構咲いているではありませんか。・・・

コリャ行かなきゃと、再び訪れることにしました。

このハイデは正式には“Westrupper Heide“というそうです。

例によって駅前で自転車をレンタルしガシガシと進みました。

2目なので道に迷う事もなく軽快に・・・といってもそこそこの距離があるのでそれなりに疲れます。

お天気も良かったので途中の道でも大勢の人たちが散歩やサイクリングを楽しんでいました

いよいよハイデに到着・・・

森の中へと進み細い道を抜けると現れました。

おお、咲いている咲いている・・・前回と同じベンチに座り一休み・・・

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今回はハイデの外周に沿って一番奥まで行ってみる事にしました。

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中央付近まで進むと、丘の辺りには大勢の人たちが行き来しているのが見えてきました。

さすが皆さん良く調べていますね・・・

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アップ・ダウンの細い道を奥の方へ走らせると、何と別の入り口が見えてきました。

コリャどうも途中にあったホテルへ出られそうです。

ドンドンと行ってみると別の入り口があって、こりゃもっと近いところから入れたようです。

まぁサイクリングだから・・・と気を取り直し反対側の外周に沿って中央へと向かいました。

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今度は又別の入り口付近までやってきましたが、この辺から丘にかけて見事に咲き誇っています。

まぁ一つ一つの花を傍で見ると地味すが、これだけバーッと咲いていると壮観です。

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ここからは自転車を降り、砂地を押しながら登って行きました。

丘の上では大勢の人たちが休憩をしたり、写真を撮ったり、お喋りをしたりと楽しんでいるようです。

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丘は次の丘へと繋がって両サイドは広大な斜面にエリカが咲きちょっと不思議な風景・・・

ゆっくりと歩きながらその眺めを楽しみました。

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休憩を入れながらこの見応えのある景色をタップリと満喫した辺りで、お腹も空いてきました。

さぁ一路、街まで引き返し遅めのお昼を取ることに・・・

性懲りもなく前回行ったイタリアンを目指しました。

ここの地ビールが美味しかったからです。

料理は秋でもないのにグラタンを頼みました。

さぁ今度来るのはは10月かなぁ・・・あの赤いキノコが見てみたい・・・

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# by Atelier-Onuki | 2021-08-18 23:36 | ドイツ | Trackback | Comments(0)

ベイエンブルクのスタウゼーで

デュッセルドルフから乗り込んだRE(ローカル・エクスプレス)は軽快にWuppertalを目指して走りました。

今日の目的地はこのヴッパータールの先、オーバー・バルメンという所からバスで向かうBeyenburgerStausee(ベイエンブルガー・スタウゼー)という所です。

初めて行く所ですが写真で見た処、湖から丘にかけて木組みやシーファー(スレート)という薄い層の割った石を屋根や壁に貼った伝統的な建物が点在しています。

湖といっても水量の調整のためヴッパー川をせき止めて出来た水溜りのようなものです。

バスはほんの156分で到着、それでもちょっと山間に来たような感じで周りは小高い山に囲まれています。

停留所から高速にそって暫く歩くと左側に見えてきました。

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水際への階段を降り、湖沿いに歩きました。

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コレコレ、写真で見た家並みが建ち並んでいてそれなりに素敵な景色です。

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堰き止められた湖の先は小さなダムになっているので、奥の方の家々は湖よりも低い位置に見えるので、まるで水の中から建っているような錯覚に陥ります。

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ダムを越え街並みへと続く橋を渡っていると、川沿いでは多くの人たちが作業中です。

そうかここも先日の大雨で被害を受けたのだと分かりました。

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救急隊員や軍隊も来ていてその被害の大きさを伺わせます。

どの家も1階は水に浸かったようで、未だドロや瓦礫をかき出しています。

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こんな大変な被害にあった所を観光気分で歩いて良いのかと自問したくなるほどで、何だか心が痛みました。

そういえばこのヴッパータール(ヴッパー谷)周辺はドイツで最も降水量が多い地域だと聞いた事がありました。

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丘の上の教会まで登りダラダラと下って行きましたが、途中にも素敵な家が並んでいます。

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ちょっと広場になたった所に建つ家の扉が立派で、凝った彫刻が施されています。

上部にある楕円のガラス部分には太いロウソクが置かれていて、かつては門灯として使われていたのでしょうね。

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下の橋までダラダラと下りると線路が現れました。

もう廃線になっていますがこんな所に列車が走っていたなんて想像するだけで楽しくなりました。

角っこにあったアイス・カフェで一休みです。

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他に店がないのでしょうか、テラス席には多くのお客さんが座っています。

疲れていたのでアイス・カフェを頼みました。

さすがアイス屋さんだけあってアイス・カフェには大量のバニラ・アイスが入っていて、

それも美味しいアイス・・・疲れた体を癒してくれました。

暫く休んでいる間にも、ひっきりなしにお客がやってきます。

先ほど見かけた10人ほどの軍隊の人もやってきました。

{彼らもアイスを食べるのだ!}と微笑ましく見ていると何と子供が2人付いて来ています。

しかも一丁前に同じ軍服を着て赤いベレー帽まで被っています。

恐らく軍人である親は長期の任務、折りしも夏休みなので子供が遊びに来ているのでしょうか・・・この分だとこの子らも将来は軍人になるのでしょうかね・・・


休憩後、湖とは反対側の川に沿って歩きました。

眺めの良い道でドンドンと歩きましたが、中々休憩ができそうなベンチがありません。

とうとう諦め再び湖へもどり、暫くこの家々を眺めていました。


もの凄く歩き、そしてちょっと心が痛む1日でした。・・・



# by Atelier-Onuki | 2021-08-10 23:40 | ドイツ | Trackback | Comments(0)

モイランド城(Schloss Moyland)を訪ねて

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先日、知り合いから教えてもらった家内が行った処、とてもアジサイが綺麗だったと言っていたので、私も訪ねてみることにしました。

デュツセルドルフから電車で1時間半ほど、オランダ国境に近いKleveという街からバスで10分ほどの所にある“モイランド”と云うお城です。

唯、この日は工事中のためKrefeldから代替バスで途中の駅まで乗り継がなければならず、結局は2時間半ほど掛かってしまいました。


日曜日だったのでバスの本数も少なく、2時間ほど待たなければならずタクシーで行こうと決めたのですが、タクシー1台とて見当たりませんでした。


「もう、帰ろうかなぁ~」と挫折しそうになりましたが、折角ここまで遠路やってきたのでお昼でも取って時間を作ろうと腹を決めました。

街の中心地あたりをウロウロしてみましたが、さほど魅力は感じませんでした。

唯、丘の上に立派なお城も見えたので、ここまで行けばそれなりに楽しめたかも知れませんが、今はロナの関係で閉城中とのことでした。

取り合えずは通りに面したハンバーガー屋兼タイ料理屋という何とも微妙なお店のテラス席に座りました。

あまり期待もしないまま、タイ・ボウルなるものを頼みました。

出てきた料理はうどん鉢ほどの器にカレー味が絡められたスパゲッティ麺です。

それでも鶏肉に野菜がたっぷり、枝豆も結構入っていて、微妙ながらもそれなりに頂く事ができました。


さて、バスの時間も近づいてきたのでダラダラと駅に戻りバスの到着を待ちました。

時間となり、先程まで別の乗り場にズ~と止まっていたバスがやってきました。

この街とクサンテン(Xanten)というローマの遺跡で有名な街を往復しています。

バスは軽快に田舎道を飛ばし、あっという間にお城へ到着しました。

まぁ、回りは畑や木々に囲まれた長閑な所です。

バス停のすぐ隣に小さな教会が建っていますが、これはゴッホがヌエネンで描いた教会と全く同じ佇まいです。

道路を挟んでビア・ガーデンがありますが、この建物もオランダ風のスタイルで、この辺は同じような文化圏なのでしょうか。

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駐車場からお城の入り口までは広大な敷地で結構歩かなければなりません。

やっと入り口のチケット売り場に辿りつきまいたが、ここでは未だ名前や住所など申請しなければなりませんでした。

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入り口建物を出て暫くお城に向かって歩きましたが、もうこの辺りからアジサイが道の両脇にズット植えられています。

いよいよお城が見えてきましたが、雨が降り始め慌ててお城の中へなだれ込みました。

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城内は展覧会場になっていて、この日はヨゼフ・ボイスが開催されていました。

3階まである展示をサッと見ましたが、ボイスはその制作意図のバックグラウンドを

知っていないと分からない作家、というよりもパーフォマーで私には良く分かりませんでした。


さてお目当ての庭を散策しようと出てきましたが、未だ雨が降っています。

暫く建物の廊下で待機していましたが、まぁ考えようによっては雨はアジサイには相応しいお天気です。

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やっとあがったのでお城のサイドからグルッと1周しようと歩き出しました。

お城の両サイドも裏もタップリとした庭園で、芝の上には彫刻の森よろしくモダン彫刻が結構たくさん点在し、この城主が芸術愛好家であることが伺えます。

アジサイもアチコチに植えられていて楽しめます。

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一番最後にお城の手前の庭園へ向かいましたが、ここに1番たくさんのアジサイが植えられていて、鬱蒼と茂った様は圧巻でまるでアジサイの茂みの様です。

ちょっと珍しい種類や、見たことのない色もあって、すごく楽しめました。

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カフェへともどり裏のテラス席で休憩、炭酸水が喉に沁みホットする一時です。

テラス裏にもアジサイが植えられていて堪能していました。

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さて、帰りのバスはXsanten行きが丁度あるので、こちら経由で帰ることにしました。

帰り道は畑が連なる並木道を軽快に進み、40分ほどの道のりでしたが楽しみながら乗っていられました。


このモイランド城ではクリスマス市も有名だそうですが、まぁ寒いだろうし「来年のアジサイの頃、また来ようかな!」とツラツラ考えながら帰路につきました。


# by Atelier-Onuki | 2021-08-06 23:25 | ドイツ | Trackback | Comments(0)

ハイデ(荒地)の探索

先日ミュンスターへ行った途中に、ハルターン・アム・ゼー(Haltern am See)という所を通りました。

何でもここの森の奥にはハイデ(荒地)があるそうで探索してみる事にしました。


ハイデといえばリューネブルクが有名ですが、ここはどんな感じなのでしょうか・・・

駅前で自転車をレンタルし向かうことにしました。


途中で道を間違えたりしてアチコチと遠回りをしましたが、

それでも中々心地よい道も通り久しぶりのサイクリングを楽しんでいました。

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やっと目的の道に辿りつき高速道路に沿って2kmほどの道を延々と走っていると、森の中へ入っていきました、

大きな較差点に差し掛かり、この辺かなと森の中へ進んで行くと、出てきましたハイデが・・・

それに思っていたよりも広大で、こりゃちょっと期待が持てます。

やっと着きホッとしたので入り口付近のベンチに腰を降ろし一服です。(と言っても火の出ないIQOSですが)

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イギリスではヒースと呼ばれていますが、ドイツではエリカ、チラホラと咲き出していますが、未々のようです。

これは地味な花ですが一帯が咲き乱れると、全体が色に染まりさぞかし綺麗だろうなと想像していました。


さて、自転車に跨り奥へと進んで行きました。

荒野の中にも人が通れる様、道が付いていますが中々のアップ・ダウンのコースで、

途中砂地もあり深いところではハンドルが取られ上手く進めません。

榛松が迫った狭い道もあって、そこは自転車を降り、押しながら進むしかありませんでした。

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それでもチラホラと来ている人たちもいて安心です。

中央付近では、なだらかな丘陵が広がり、ここがエリカ咲き乱れたらさぞかし綺麗だろうなと思わせました。

グルッと半周くらいしたでしょうか、今日は初めてなのでこの辺で切り上げ、湖に沿って帰ることにしました。

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喉も渇いて来ていたので、途中にあったビア・ガーデンが気になっていました。

この隣には森の中にアスレチックの設備がありましたが、

大きく中々の本格的なもので大勢の大人や子供が楽しんでいました。

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お目当てのビア・ガーデンに行きましたが、ちょっと混みあっているようなので、

こうなったら街まで引き返し、そこで昼食を取ることにしました。

帰りは慣れたものでスイスイと走りました。

喉の渇き具合が急がせたのかも知れませんが・・・

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鉄道のガードを潜り、街中へと進んだ所、ビンゴで教会が建つ中心部の広場へ出ました。

この広場もちょっとオランダの雰囲気が感じられ、レストランなども点在し良い雰囲気です。

こんな小さな街なのに大勢の人たちが散策していてちょっとした観光地なのでしょうか。・・・

ちょっと奥に離れたイタリアンで昼食を取ることにしました。

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出てきたおビールは“Herforder”とかいう地元の生ビールで、

一気に飲み干し注文をした「トリフ入りパスタ」が出てくる頃には2杯目を頼んでいました。

ほろ酔い気分の中、ご機嫌で岐路につきました。

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後日、このハイデの写真をネットで見ていると、

何とよくディズニーの「白雪姫」などで出てくる真っ赤で白い斑点が付いたキノコ(ベニテングダケというらしい)がいっぱい写っていました。

撮影日を確かめると何れも10月で、コリャ10月にも又行かなきゃと思っています。

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# by Atelier-Onuki | 2021-08-03 23:00 | ドイツ | Trackback | Comments(0)

旅先の釣り (ドイツ・ニュース・ダイジェスト7月のコラムから)

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                 グアダルギビル川の廃墟


ドイツやオーストリアの川や湖で釣りをするにはライセンスが必要で、

それ2週間ほどの講習を受け試験に合格しなければならず面倒です。

その点、ヨーロッパの他の国々では制約が緩い所もあり、旅に出る際は“延べ竿”を1本忍ばせて行くことがあります。


日本の“延べ竿“は素晴らしく軽くて、たった40cmほどの竿が4.5m位まで延びますし、

仕掛けも糸は弾力があって強く、ウキやハリも優れものです。


田舎の川辺や湖で釣っていると、周りにいる釣り人たちからは注目の的となります。

釣りをする東洋人だけでも珍しいのに、その見たこともない釣具に興味深々です。

暫くは遠目に眺めているだけですが、その内パラパラと近寄ってきては、

「どんな仕掛けを付けているのか」とか、「餌は何を使っているのか」、

そして「1回持たせてくれないか」と尋ねられることがよくあります。


コルドバに行ったある時、街外れに流れているグアダルギビル川で釣り始めました。

そうあの「カルメン」の1幕目フィナーレ、カルメンが逃亡いたしますが、その目的地はこのグアダルギビル川の川向こうでした。

それだけでも興奮するのに、茶褐色の川面には魚の背びれが見て取れます。

益々、興奮が高まっていきます。

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釣っていると、案の定1人の釣り人がやって来てはお決まりの質問・・・

餌は何時も通りパンを捏ねたものを使っていたのですが、「これじゃ駄目だ!」と云うのです。

一旦帰って、暫くすると「これを使え!」と手渡されたのは、茶色くてフニャフニャした物体です。

「何これ?」と尋ねると「パタータ・フリットスだよ!」と数本手渡してくれました。

へぇこんなもので釣るのだと半信半疑ながら、この餌に付け替え竿を下ろすと、何とすぐさま、ものの見事にヒットしました。

しかも大物らしく左右に力強く走り回ります。

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暫く格闘していると1人また1人と集まってきて、竿を抑える人、網を持って走ってくる人、私は呆然としてただ竿を持っているだけでした。

結局は3人掛かりで、40cmはあろうか大きな鯉が釣り上げられました。

皆さん自分のことのように喜んで、日焼けした褐色の顔から白い歯がこぼれていました。


# by Atelier-Onuki | 2021-07-27 00:20 | コラム | Trackback | Comments(0)